単管パイプとラティス2枚で防風フェンスをDIY~そのできばえ & 効果は・・・?

マイナスからの庭づくり
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 中古住宅を購入したのは2022年秋口の9月だった。

 そして冬がやってきた。私が住んでいる地域は西高東低のいわゆる冬型の気圧配置になると、強烈な西風にさらされる。それはわかっていた。

 ただ我が家に吹き付ける風は地形の影響なのか特別なものだった。

 洗濯物を干していると洗濯物が風の抵抗となってずれていき、そのまま物干し竿もずれて落ちる、、、こんなことが何度もあった。テラスに屋根があるのだが、お構いなしに雨や雪も吹き込んできた。

問題のテラス。ちょうど写真奥から強烈な風が吹き込む。特に冬は物干し竿ごと落下するほどの強風が吹き込む

 なんとかせねば。。。

構想

 DIYマニア(中古住宅購入後の庭作り以降、特に土木関係が好みになった)の私は対策を考えた。何しろ台風並みの風が数日ごとに吹くので、中途半端な施工だと破壊されそうだ。なので、以下を基本構想とした。

  • 防風高さは2m以上必要。なので単管パイプを使った強固な骨組みを採用
  • 単管が倒れないように基礎は地中深くモルタルとブロックでしっかり固定
  • サイズ調整などに融通がきく市販の木製ラティスに防腐剤塗料を塗って使用(安いし)
  • ラティスは風を少し受け流すようにルーバータイプを採用

材料一式

 今回準備した材料は以下だ!

使用した材料一式

  1. 単管パイプ(Φ19.1㎜×910mm:2本) :基礎立ち上げ部分に使用
  2. 単管パイプ(Φ19.1㎜×1820mm:4本) :①に連結して高さ調整
  3. 単管エンドキャップ(Φ19.1㎜用×8個):単管パイプ内の防水
  4. 単管連結金具ジョイント(Φ19.1㎜用90°用×4個)
  5. ラティス(180×90㎝:市販のよく見る安いタイプ2枚)
  6. 角材1本(180㎜ ラティスを支えるための土台として使用)
  7. U字ボルト+留め具+ネジ一式(ラティスと単管固定用:上下各4か所 計8セット)
  8. 防錆剤(単管用)
  9. 防腐塗料(ラティス+単管)
  10. ブロック(1/2サイズ×2個):基礎用
  11. モルタル(セメント+砂)

制作開始~まずは基礎

 まずは基礎から制作を開始した。

穴を掘ってモルタルとブロックを埋め込み、ブロックの穴に単管パイプを垂直に立てる
モルタルが流れないように適当な平板で固定
瓦チップの小路をはがして反対側も同じく単管を固定する。単管は何度も水準器を使って垂直に立てた

 ここは失敗できないので最も神経を使ったところラティス2枚(最初の写真の奥に塗装前のものが横たわっている)の幅と、最終的に単管と連結する位置を計算し、、、モルタルと基礎に打ち込む単管(910mmの短い方)の位置を決めた。

 いきなり長い単管を基礎に使わなかったのは、最終的にフェンスの高さが足らなくなりそうだったからである。この単管に長い単管を連結すること高さ調整は自由自在になる。

 なお、フェンスは最終的には2.5mほどの高さになるため、基礎は30㎝四方を深さ50㎝くらい掘って、モルタルと適当な石(庭の雑草退治の時にごろごろ出てきた。。。)を混ぜ込んでしっかりと作成した。

 固まるまで5日間放置した(つまり次の週末まで)。

ラティスの色塗り

 基礎が固まるまで時間があるので、ラティスの防腐を兼ねて色を塗っていった。何しろ安いラティスなので、腐食が心配だ。乾燥 ⇔ 塗布を3回繰り返した

 使った防腐材塗料は下記↓。DIYは扱いやすい水性塗料がベターだ。いつも私は塗りやすいのでアサヒペンを使っている。

 ちなみに、私は安くあげたかったので、木製ラティス(ホームセンターで売っているもの:4000円/1枚)を使ったが、結局長く使うものだし、塗装等のメンテナンスを考慮すると下記の人工木製を選ぶべきだったとチョット後悔している部分もある。

 まあ、最初はもし高価なフェンスで失敗したら、、、とい思いもあった。が、思ったより簡単にできたので、今はなおさらそう思うようになった。。。

 もし何年か後にこのラティスが朽ちてきたら、次回は絶対に下記のような人工木製を購入するつもりだ。↓

単管とラティスを連結させて完成

基礎が固まった
基礎が固まった

 基礎が固まったので、いよいよ単管とラティスを連結させる。この辺の工程の写真をロストしているので、いきなり完成後の写真で申し訳ない。

 単管と単管を連結するには便利なジョイントが売っているので、実に簡単に組むことができた。

ウッドフェンス2枚を使った。単管はまだ塗装していないが、最終的には同じ色に塗装した。
ラティス2枚を使った。単管はまだ防錆剤のみ塗った状態。最終的には同じ色に塗装した。
風が吹きつける方向から見た写真。なかなかいい感じに仕上がった
風が吹きつける方向から見た写真。なかなかいい感じに仕上がった
下部の横単管の上に幅50㎜の角材をフェンスの支えとしてのせる形にしている
下部の横単管の上に幅50㎜の角材をフェンスの支えとしてのせる形にしている

 ラティスと単管の位置関係を微調整しながら設置した。尚、単管とラティスの連結はいろいろ考えたが、最終的にはU字ボルトに落ちついた。微調整がきくし、しっかり連結できたのでこれは大正解であったと思う。

上部を4か所U字ボルトで固定。ボルトにも同色の色を塗っている。
上部を4か所U字ボルトで固定。ボルトにも同色の色を塗っている。
下部4か所を支えの角材ごとU字ボルトで固定
下部4か所を支えの角材ごとU字ボルトで固定

 この後単管も含めて、再度塗装して完成!

完成から約12か月後の状態は?

 完成から約12か月経った状態が下記だ!

防風フェンスのデッキ側。フェンス作成に合わせてウッドデッキを購入した。これはDIYではなく、人工木製にした。
デッキ側。フェンス作成に合わせてウッドデッキを購入した。これはDIYではなく、人工木製。。。これも後日ブログで紹介予定。」
防風フェンスの風が吹きつける側。これなら万全だ。
強風が吹きつける側。これなら万全だ。
最高点は2.5mほど。
完成当初のまま歪み等もいっさいない
基礎も不具合なし
基礎も不具合なし

 どうだろう。既製品と見間違えそうなくらいの出来栄えではないだろうか?単管も含めて同色に塗装したので、統一感がある。

 とても安い市販のラティスには見えないだろう。家に来た人は皆「既製品かと思った」と言うほどだ。

 後日購入したウッドデッキとのバランスも最高だ。

 12カ月程度経過しているが、完成時と全く変わらない単管と基礎で頑強に制作したので、強度もばっちりだ。

 肝心の防風効果は・・・これも抜群の効果だ!フェンス設置以来、洗濯物が落ちたことは一度もないし、雨雪もほとんど入ってこなくなった。

まとめ

 今回のDIYは、構想段階で少々時間を使った。防風のアイデアはいろいろあった。最後まで迷ったのは波板(トタン板)で完全に塞ぐ案だった。だが、

  • とにかく強風なので、多少風を受け流したほうが安全
  • 暴風や冬以外は多少の風通しがあった方がデッキ利用価値が高い
  • 見た目が悪い(作業小屋のように、安っぽく見える)

ということで、今回の施工に決めた。

これは大正解だった

 かかった費用はざっくり、2万円弱だ(一部材料は残ったのでもっと安いとも言える)。外注したら平気で15万くらいはいくのではないだろうか?

DIYマニアは是非参考にしてみては!

ちなみに、本格的なDIYをやるには作業台があった方が圧倒的に作業性が良くなる。下記にDIYレベルでおすすめの作業台を徹底比較しているので是非参考に!

>>【2024年】DIYに使える「折りたたみ作業台」を徹底比較!おすすめは?

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コメント

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