これまで3回にわたり、早期退職を思い立ってから実行するまでの道のりをノンフィクションで紹介してきた。
50代で早期退職をしたと言うと、その後の生活は何をしているの?暇で後悔しているんじゃない?といろいろな人によく聞かれる。
ココは人それぞれであろうが、本記事では私が早期退職を実行した後の生活について紹介しよう。
早期退職後に何をしているのか?
下記に、私の平均的な平日の一日のタイムスケジュールを書き出してみた
- 5:30 起床 30分くらいジョギング(週3回)
- 朝食
- 長めの新聞チェック&コーヒータイム
- 筋トレ(30分程度)
- 前場寄り付き株式相場確認(長期投資にシフト済のため平時の売買は基本しない)
- フリータイム(外出、ブログ等)
- 昼食
- フリータイム(庭いじり、家庭菜園、DIY、読書、ブログ等)
- 筋トレ(30~45分程度)
- 夕食
- フリータイム(ブログ、記事執筆が多い)
- TV視聴(経済ニュース、BS、録画等)
- 就寝
退職前は全く想定していなかったのであるが、退職後に立ち上げた本ブログでの発信活動が、今までにない経験であるためか意外に面白く、多くの時間を割くようになっている。
また、時には記事の執筆依頼も来るようになっているので、一日中頭をフル活用していることも多々あり、なかなか忙しい日々を過ごしている。
忙しいといっても、サラリーマン時代の忙しさとは全く質が違う。自ら考え、行動指針を決めているので、全くストレスを感じないのだ!
また、私は登山が趣味なので、天気のいい日は近郊の低山登山に行ったりもする。
厳冬期以外は3泊程度の車中泊をしながら県外の日本三百名山クラスの山をはしごしている。
尚、退職後半年くらいまでは、1回/月ハローワークに行って、失業認定申告書を提出していた。私の場合は自己都合退職なので、退職後2カ月間の給付制限の後に150日間、雇用保険の給付金をもらった。雇用保険受給関連について興味のある方は下記記事訪問を!
早期退職後に変わったこと
①朝のすがすがしさ
一番変わったと感じたのがこれだ。
サラリーマン時代は平日もそうだったが、特に月曜日の朝や大型連休明けの朝はなんとも憂鬱な気分だった。
おそらく多くのサラリーマンもそうだろう?
大型連休最終日に、ニュースで必ず〇〇空港でのインタビューの様子が流れるが、おしなべて同じような回答なので、きっとそうだろう。
あの案件、あの会議、何百件ものメール処理など・・・出社後にやらなければならない業務が朝起きたときから頭の中をぐるぐる回っていたものだった。
もちろん退職後はそんなこととは一切無縁だ。
心穏やかに大きく伸びをして、すがすがしい朝を迎える毎日である。
寝る前と起きたときが同じ気持ちのままでいられるのは最高に気分がいいものだ!
尚、多くの人は「朝時間を気にせず二度寝三度寝できていいなー」などと思うかもだが、そんなことに魅力を感じたことは一度もない。
確かに家族がとがめなければもちろんそれは可能だろう。
私はサラリーマン時代と早期退職後で起床時間は一切変えていない。常に5時30分に起床している。目覚ましが5時30分に鳴ったら、1分以内に起き上がるように心がけているのだ!
追伸:夏場は夜明けが早いので、5時前に起きている!
これは学生時代に入っていた山岳部で叩き込まれた習慣だが、いいなと思ったので下界の生活でもずっとつづけている。
いつだったかあるTV番組で自衛隊の特集とやっていた時に、似たような感じ(あっちはベッドメイクと服装、整列まで含めて5分?だったと思うのでもっと厳しい!!!)の場面が流れていたので、親近感を持った記憶がある。
早期退職したからといって、朝からダラダラと過ごすという軟弱な概念は私の辞書には一切ない!
そんなことのために早期退職したわけではのではないのだ!
②何事も自分次第である
サラリーマンは出社すれば否応なく何をやるかは自動的に決まっていると思う。
特に私のようなエンジニア系であれば何かしらやることがあり、それらを淡々とこなしていくことが多いだろう。
当然、退職後はその日に何をやるか、どういったペースでやるかは自由だ。
これが最高に心地が良いのだ!
おそらく、ココの感覚が早期退職に向いているか向いていないかの分かれ道になるのかもしれない!
「会社に縛られない生活に憧れて早期退職を実行してみたはいいものの、数カ月すると退屈でしかたがない」という話はよく聞く。
私の周りにも、早期退職してもやることがないから定年まで会社にしがみついていた方がいいという人がいた。
しかもこれが主流派だったような気がする。
まあ、土日さえやることがなく、ダラダラと昼頃まで寝て過ごしている人はそうなのだろう。
そういう人は早期退職には向いていない。
定年まで勤めた方が本人のためであろう。
会社にとっての労働生産性低下の方は心配だが、、、。
私はサラリーマン時代の土日はいつも何かをやっていたし、時間が足らなくていつも消化不良だった。
暇だと思ったこと一度もない。
そして、ようやく自分でやりたいことを自分のペースで実行していける環境を手に入れたのだ。
いわば、自分自身が経営者になったような気分である。
もう上司に邪魔されることはないのだ!
想定外に、ブログ等の記事執筆に時間を費やすことが多くなっているが、これも自分の得意分野についての経験を掘り起こしたり、新たに開拓したりしたことを発信しているので、とても面白い。まさに経営者のような気分である。
私にとってはこれが最高に心地良い一番の理由だ!
また、なんといっても私は愛車ハイエースで車中泊をしつつ、日本全国の山を登る壮大な計画を実行中なので、体が動く限りやることが尽きることはない。
退職後数カ月で退屈などありえないのだ!
もしあなたが、早期退職することだけが目的なら必ず後悔するし、失敗するだろう!何のために、何をするために早期退職するのか?を真剣に考えてから実行に移すことを超絶おすすめする!
③筋トレのやり方
ブログ:筋トレの極意シリーズでサラリーマン時代は水曜日の夜+土日(ダブルスプリット:AM/PM2回)でトレーニングしていたことを書いた。
私はホームトレーニング派なので、今はその気になればいつでも筋トレができる環境になった。
なので、トレーニングサイクルと内容を大幅に見直した。
今は、基本毎日AM・PMそれぞれ短時間でセットを組んで行うようにしている。
短時間にしたのは、毎日できるので、つめこんで長時間行う必要がないからである。
ターゲット部位は週2回以上の頻度で必ず鍛えることができる。
以前は各部位とも限界まで行っていたので、中3~4日、脚は少なくとも5日は休息が必要だった。
今は一度に筋肉に与える刺激を少し落として、その分頻度を上げるというやり方に変えている。
中高年は若い頃と違って、どうしても回復力が落ちているのでオーバートレーニングとケガには十分に注意が必要だ!
一番よかったことは?後悔していないのか?
最初にも少し触れたが、早期退職して何が良かったって、とにかく精神的な重しがなくなったことだろう。
この重しは人それぞれ違うと思うが、私にとっての重しは他力に左右されることであった。
自分ならこうやるのにと思いながらも、組織として違うことをやらざるを得ない状況が最悪だ。
私は退職前の数年間は管理職だったのだが、管理職とは言え、結局はその更に上の全体方針に縛られざるを得ないもどかしさがあった。
今は良くも悪くも自分次第だ。すべてのことを自分で決めて、自力で解決しなければならない。これこそが私にとってのストレスフリーである。
後悔などあろうはずがない!
まあ、人任せで自立が苦手な人にとっては、もしかしたらこれがストレスや後悔につながるのかもしれないが?
最後に
私の家の上階から主要幹線道路がよく見える。
平日の朝8時前後はとんでもなく渋滞している。
私も以前はこの渋滞の中に埋もれて40分程度かけて通勤していたのだ。
雪が積もった日などは2時間以上かかったこともあった。
今はその様子を窓越しに見ながら大好きな筋トレをしたり、執筆活動をしている。
実に充実した毎日だ!
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