失業保険をもらうためには【求職活動実績】が必要!一番簡単な方法は?!

早期退職
「求職活動」は賢く行い、確実に失業保険をもらおう!
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 晴れて?早期退職を実行し、すぐに転職しない方は、しばらくハローワークにお世話になることになる。

 だが、ハローワークに離職票をもって申請するだけでは、雇用保険の失業給付金(本記事では失業保険と称する)がもらえるわけではない。

 本記事では早期退職を実行し、実際にハローワークで失業保険をもらった筆者の経験をもとに、「ハローワークの使い方」と、一番簡単な「求職活動実績」について紹介する。

 ※本記事では私のように自己都合で退職した方をメイン読者と想定しているので、本文中の公的手続きに関する記述は、基本自己都合退職者向けとしている

失業保険受給の条件

 失業保険を受給できるのは、文字通り失業の状態にある人だけである。ハローワークの資料によると、失業の状態とは、以下の状態と銘記されている。

失業の状態とは

  1. 積極的に就職しようとする意思があること
  2. いつでも就職できる能力(健康状態・環境など)があること
  3. 積極的に仕事を探しているにもかかわらず、現在職業に就いていないこと

 つまり、失業保険は申請すればだれでももらえるものではなく、積極的な「求職活動実績」が必要なのだ!

 裏を返せば、当面転職予定がない人でも「積極的な求職活動実績」があればもらえるってことだ!

 これまで何十年もお高い雇用保険を収めて続けてきたのだ。転職予定がないからといって、きれいごとで自ら権利を放棄する必要はない!是非「積極的な求職活動」を行って、失業保険をもらおう!

筋肉おやじ
筋肉おやじ

もしかしたら求職活動をしている内に気が変わるかもしれないぞ!?

求職活動実績とは

 ハローワークに通い始めると、4週間に1回失業認定日という日があり、必ず本人が出向いて「失業認定報告書」なるものを提出しなければならない。

筋肉おやじ
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失業認定日は、日付も時間もハローワークから指定されるので、やむを得ない理由(病気や各種試験等)がない限り、これに従わなければならない。

 失業保険をもらうには、この失業認定報告書に、最低2回以上の求職活動実績を証明する必要があるのだ!

 つまり、求職活動実績というのは、ハローワークで失業状態と認定されるために、「就職活動を行った証明」のことを指す!

自己都合退職者の場合

 あらためて、私のように自己都合で早期退職した場合のハローワークの利用方法を、時系列でまとめてみたので紹介しよう。

自己都合退職の場合のハローワークの利用方法

  1. 退職日から約1カ月くらいで会社から離職票が届く
  2. 離職票(マイナンバーカードも)を持って所轄のハローワークに行き、給付申請手続きを行う
  3. 指定された初回の雇用保険説明会に出席する
  4. 第1回目の失業認定日にハローワークに行く(この時はまだ2か月の給付制限中だ)
  5. 求職活動を行う(2回以上/4週間)
  6. 4週間後の認定日にハローワークに出向き求職実績を認めてもらう(給付制限明け)
  7. 約1週間後、指定口座に失業保険が入金される
  8. 以降、⑤~⑦の繰り返し・・・

 まず、離職票が届いたら、必要事項を記入した離職票とマイナンバーカードをもってハローワークに行こう。

 ハローワークで②の手続きが完了すると、初回の雇用保険説明会に出席するように指示される。定期的に開催しているようなので、忘れずに指定された日に出席しよう。この説明会が全ての始まりになる。

 ちなみに、この雇用保険説明会も求職活動の1回にカウントされる。

 尚、私のように自己都合で退職した場合、待期期間7日間に加えて、2か月間の給付制限期間がある。

 ということは、④第1回目の失業認定日の時はまだ給付制限中なので、2回目の求職活動をこの時までに終えている必要はない(もちろん終えてもいいが・・・)。

 自己都合退職者の場合、2回の求職活動実績が必要になるのは、最初の認定日以降の話だ。間違えないようにしよう!

筋肉おやじ
筋肉おやじ

ココは間違いやすいのでは?と思う。私は説明を聞いてイマイチ?だったので、念のためハローワークに電話で確認してみた経緯がある。危うく1回目の認定日までに2回の求職活動実績を準備するところだった。。。

求職活動のパターンは?

 求職活動実績を作るには、主に以下の5つのパターンがある。

求職活動実績を作るパターン

  1. 求人への応募
  2. ハローワークで職業相談や職業紹介を受ける
  3. ハローワークが行う各種講習会、セミナーの受講に参加
  4. 民間の就職エージェント(許可、届け出アリ)でのセミナー受講や就職活動
  5. 再就職に資する各種国家資格や検定試験の受験

 ネットで検索すると、おしなべて④が一番楽だという記事が多い。要はリクナビやマイナビ等に登録して就職活動やセミナー開催に参加するってパターンだ。

 私も最初はこれらに登録して、求職活動実績を作ろうと考えていたし、実際に登録した。

 だが、以下のデメリットに直面し、早々に作戦を変更した!

民間就職エージェントのデメリット

  • 登録した瞬間から怒涛の自動紹介メール攻勢が来る
  • エージェント担当者から個別に面談を希望したいとの直メールが何度も来る
  • セミナーを受けると営業攻勢が激しくなりそうだ(これは想像)
  • ネットで応募すると後で断るのも面倒だし、これも営業攻勢にさらされそう(これは想像)

営業攻勢

 民間の就職エージェントは営利企業なので、当然エージェント担当者は成果が求められている。これは言うまでもないだろう。

 ネットで応募入力フォームに登録した瞬間から、怒涛の営業攻勢にさらされることを覚悟しておいた方が良いだろう。

 この際、自動紹介メールならまだ良い。ただひたすら消去すればいいだけなので。

 やっかいなのは、エージェントの担当者と称する方が、「名前+電話番号入り」で面談をしたがるケースだ。

 ちなみに、私はネットの応募登録フォームには、正直に自分のこれまでの経歴を書いた。ココを適当に書けばいいのでは?と言う人もいるだろうが、調べればわかることだし、後々のことを考えるとそんな社会人にあるまじき幼稚なことは絶対にしない方がいい(と私は考えている)。

 私の場合、学歴やこれまで勤めていた会社が名の知れた大手企業だったので、目に留まったのだろう。とにかくこの攻勢にはホトホト参ってしまった。。。

筋肉おやじ
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もちろん、本気ですぐに転職したい方の場合は、ハローワークなんかよりも本気度が違うので圧倒的に強い味方になってくれるだろう。この場合は是非登録して活動することをおすすめする!

セミナー参加

 はじめに断っておくが、私は民間就職エージェントが主催するセミナーに参加してはない。だが、上の状況を鑑みると大体の想像はつくし、ネットでも簡単に情報は得られる。

 つまり、営利企業が無料でセミナーを開催して「ハイあとは自分で頑張って」と放置しておくはずがないのだ。

 履歴書の一次選別で、放置される人も一定数はいるのかもしれないが、多くの人は見返りの営業活動対応が必要になることを覚悟しておいた方がいいだろう。

では一番簡単な方法は?

 ずいぶんと引っ張ってしまったが、私の経験上、簡単だったと思う方法を紹介しよう!

③ハローワークが行う各種講習会、セミナーの受講に参加

 これが一番簡単な方法だ!

 おそらくハローワークによって個性があるのかもだが、私の通っていた某地方都市のハローワークでは、毎月何かしらの就職活動セミナーや、職業訓練説明会、施設見学会等が開催されていた。

 もちろん重複受講はできないのだが、全部受講すれば、これだけで8回分くらいは稼ぐことができる。

 多くは座学で聞いているだけやビデオを見るだけなのだが、まあ、中にはグループワークや発表などを伴うものもあるので、面倒だと思うセミナーはパスして、次に紹介する方法で不足分を補えばいい。

②ハローワークで職業相談や職業紹介を受ける

 これが二番目に簡単な方法だ!

 どっちみち4週間に1回(つまり毎月)ハローワークに通うことになるのだ。失業認定日のついでに、なんでもいいので、ちょっとした相談をすればよい。

 私の印象だと担当者(毎回違うことが多かった)も悪い人はいないので、くだらない質問でも受け付けてくれるし、ハンコもすぐに押してくれる。

筋肉おやじ
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私の通っていたハローワークでは、失業認定が終わったあと、自動的に職業相談窓口に行くシステムになっていた。なので、失業認定日は必ず求職活動実績1回のハンコがもらえるようになっていた。お堅い行政にしてはめずらしく受給者に優しいシステムだと感動したものだ!

最後に

 以上、早期退職(自己都合退職)後の「ハローワークの使い方」と、「簡単な求職活動実績」について、私の経験をもとに紹介させてもらった。

 本文にも記載したが、多くのネットで紹介されている「簡単な求職活動実績の作り方」は、私にとっては簡単ではなく、非常に違和感を感じた。

 なので、本気ですぐに転職する人以外はおすすめしない!

 まあ、人によっては違和感を感じない方もいるかもしれないので、最後はそれぞれが判断すればいいだろう。

 ちなみに、私は失業保険受給中に、第二種電気工事士の筆記試験を受けたので、⑤の国家資格の受験も求職活動実績の1回にカウントすることができた。

 ちょうどいいタイミングで興味のある国家資格や検定があれば受験し、求職活動実績に加えるのもおすすめの方法だ※。

 ※受験料を払って受験するからには合格したいだろう?当然しっかりとした受験勉強が必要だ!なので簡単な方法には入れていない。

筋肉おやじ
筋肉おやじ

ただし、就職活動にプラスになるような資格でないとハローワークから却下されるので、注意しよう!第二種電気工事士資格は、(内心では趣味のDIYに活かすのが一番の目的だったが)就職活動にも十分活かすことができる資格なので、問題なくOKと判断された!

 今回紹介した方法含め、それぞれがやり易いと感じた方法で「積極的な求職活動」を行い、満額失業手当をもらおう!

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