2023年、念願のソーラーパネルシステムを構築した。
初心者でもDIYでできるソーラーパネル発電システム構築のやり方はこちら↓
そして、初めての冬を迎えた。
近年暖冬とはいえ、私が住んでいる地域は寒冷地なので、雪がソコソコ降る。
今回は、ソーラーパネルを導入して初めての冬を迎えて気づいたことと注意点を紹介する。
冬の注意点
では早速冬の注意点を紹介しよう!
頻繁に雪を払う
当然ではあるが、パネルに雪が積もると全く発電しない。
1cmほどのうっすらでも全くだ。
なので、頻繁に雪を払う必要がある。
一日中雪が降っているようなときはあきらめるしかないが、私の住んでいる地域は豪雪地帯というわけではないので、雪が降る日でも晴れ間と降雪を繰り返すことが多い。
尚、私が構築しているソーラーシステムは、100Wパネル2枚並列接続なので、発電ロスがなければMax200Wを出力できる能力がある。
実際に、晴れ間があれば、冬でも瞬間180~190Wの出力値を示していることを確認している。
なので、なんとか発電量をキープするためには、頻繁に雪を払うようにすることが非常に重要だ。
これはすぐ手が届くバルコニーに設置(というか置いているだけだが)しているがゆえのなせる業である!
業者に施行してもらった屋根上の据え置き型だとこうはいかないだろう。
夜を迎える前にパネル面をきれいにしておく
パネルに雪や水滴がついたまま夜を迎えると最悪だ。
確実にパリパリに凍り付いて、翌朝~午前中の発電量が著しく低下する。
車のフロントガラスと同じだ。
無理にガリガリと取ろうとするとパネル表面に傷が入り、逆に発電効率に影響するので、これはやるべきではない。
一度バリバリに凍り付いてしまったら、気温が上がって自然に溶け始めるのをじっと待つことにしよう!
なので、夜遅くまで仕事をしているサラリーマン家庭にはなかなか難しいことではあるが、できるだけ夕方以降冷え込んでくる前に、いったんパネル面の雪をきれいに払っておくことが望ましい。
強風対策をしておく(冬以外も含めて)
2023年末に襲来した最強寒波は、雪とともに暴風をもたらした。
以前のブログで私の住んでいる地域は特別に暴風にさらされることを紹介したが、この時は特にひどかった。
一応風は気になってはいたが、ソーラーパネルを置いているバルコニーは、1mほどの塀に囲まれている。
床面には固定していないが、架台にしっかりと固定して斜めに取り付けているので、上や横から吹いてくる風に影響されることはないだろうとタカをくくっていた。
これがあまかった。。。
暴風雪が吹き荒れた夜の翌朝、起きてみると、1枚の架台に取り付けたパネルが写真のようにひっくり返っていた。
たまたま、もう一枚の架台にうまく着地したようで、パネル自体は無傷であったのが不幸中の幸いであった。。。
現場検証の結果、原因は2つあると想定された。
想定原因
- 西側から吹き付けた風がバルコニーの壁に当たって跳ね返った結果、パネルの下側から吹き上げるような力が働いた。その証拠に壁に近い側のパネルだけがあおられていた。
- 太陽の恵みを2枚にパネルに効率よくあてるために、今回倒れた後ろ側のパネルは、架台の最高地点に固定していた。なので、重心が高くバランスが悪かった。ちなみに、前側のパネルは架台の最低地点に固定している。これは特にこの時期(冬)の午前中は、太陽の角度が低いので、前側のパネルの影が後ろ側のパネルに微妙にかかることへの対策である。
さすがに1mの塀に囲まれたバルコニー内で、下から吹き上げる風は想定していなかった。
パネル1枚6.4㎏(メーカー仕様書)とはいえ、幅広なので、パラシュートのようにふわっと浮き上がったのだろうと想像する。
強風対策
これはもう何も考えずに物理的にパネル+架台を重くするのが一番だ。
ということで、架台の脚にそれぞれレンガをのせることにした。
倒れていなかった前側の方にも追加した。
その後も数日間暴風は続いたが、少しも動いた気配はないので、まずは効果があったと判断し、これで様子をみることにした。
2024年10月追記:この対策以降、夏場も含めて何度も暴風に見舞われているが、パネルが倒れるような被害は発生していない。まずは効果があったと見ていいだろう。
最後に&マメ知識
よく台風シーズンに業務用の大型ソーラーパネルが吹き飛ばされている映像をTVで見ることがあるが、家庭用の小型サイズも十分注意すべきだろう。
床面か壁面にボルトで固定するのがベストではあるが、その場合はフレキシブルに太陽を追いかけることができなくなるので、やりたくない。
少々動かしにくくはなるが、今回採用したように重しをのせるのが手っ取り早いだろう。
また寒い時期はポータブル電源の取り扱いも注意した方がいい。
リチウムイオン二次電池は低温充電が非常に苦手なのだ。
暖房が効いた暖かい部屋に置いた状態で充電する分には何も気にする必要はないが、もしも10℃を下回るような寒い部屋に置いた状態で充電するならば、本体を窓際に置いて太陽にさらすのがいいだろう。
直射によるプラスチックの劣化の方が気になるならタオルでもかけておけば良い。
太陽の光は偉大だ。
こうすると本体表面がほんのり暖かくなるので、中にある電池の充電環境にもやさしくなる。
ただし、これは10℃以下の寒い部屋で充電する時に限定にしよう。間違っても夏の炎天下では太陽にあて続けないように。リチウムイオン二次電池は暑さにも弱い。場合によっては発火の恐れもある!
正しい知識で、安全に電気自給生活を楽しもう!
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