ハイエース車中泊仕様化計画①‐DIYで天井を断熱化!その効果は?!

ハイエースのリアをDIYで断熱仕様にしてみた。 ハイエース車中泊 & カスタム
ハイエースのリアをDIYで断熱仕様にしてみた。
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 私はハイエーススーパーGL(ナロー)に乗っている。

 ガタイにピッタリだとよく言われる。

 そうではなくて、趣味の登山に活躍してもらう予定で2015年に購入したのだが、サラリーマン時代はなかなか忙しく、半分は宝の持ち腐れ状態であった。。。

 2023年に早期退職して時間が取れるようになったので、これから大活躍してもらうつもりだ。

 それはさておき、今回は、DIYでハイエースの天井を断熱化してみたのでやり方を紹介しよう。

筋肉おやじ
筋肉おやじ

2024年8月追記:予定通り、ハイエースは本来の輝きを取り戻して大活躍中である!

ハイエース天井断熱化計画の経緯

 仕事で忙しかったとは言え、数カ月毎に車中泊を兼ねて登山にでかけていた。

 この際、ハイエースのようなバンタイプに乗っている方ならわかると思うが、とにかく居住性よりも荷物重視の車なので、断熱はほぼ皆無に等しい。

 寒いのは服を着こめばはなんとかなるが、真夏の灼熱の太陽で焼けた鉄板の屋根から伝わる天井の熱はどうしようもない。

 日中は登山で車にはいないのでいいのだが、夕方車に戻ってくると、まだ車内は熱気でムンムンしている。

 車内にはポータブル電源やクーラーボックス等があるので、できるだけ熱気は押さえたい。

 というわけで、屋根と内張の隙間に断熱材を入れて断熱化してみようと考えたわけだ!

天井の断熱化に必要なもの

 今回の作業で必要なものは下記だ

断熱化に必要なもの

  1. 断熱材(スタイロフォーム 1820×910×20㎜)
  2. 内張はがし
  3. 両面テープ
  4. プラスドライバー

①断熱材

 断熱材は一般的に住宅用に使われてるスタイロフォームを使用した。

 尚、厚みの選択はずいぶんと悩んだ。

 当然断熱化という目的であれば厚い方がいいわけだが、あまり厚すぎると施工後に内張がプカプカと浮いてくる可能性がある。

 思案した結果、今回は20mm厚を採用した。

筋肉おやじ
筋肉おやじ

作業を終えてみて、結果的に20mm厚は最適な厚みだったと思う。

②内張はがし

 ハイエースの天井には複数個所ピンで内張を止めている箇所がある。

 マイナスドライバーでとれそうな気がしたが、傷がつくので、専用の内張はがしを準備しておこう。

 どっちみち、車のDIYをする方は、必ず内張はがしを使うときがあるので、決して無駄にはならない。

③両面テープ

 断熱材であるスタイロフォームを天井に押し付ける際に両面テープで仮押さえしておく。

 ただし、スタイロフォーム表面はテープ粘着と相性が悪いため、くっつきにくいので根気よく作業すすめよう。

④プラスドライバー

 ルームランプ外しに使う。

天井断熱化作業開始

 ハイエースの内張は前半分(乗車スペース)と後ろ半分(荷室)で2分割されている。

 今回は車中泊で居住スペースとなる後ろ半分だけの断熱化を実行した。

 具体的なやり方はこうだ。

荷室スペースの屋根断熱化

  1. ルームランプを外す。カバーを外した後、台座とボディーを固定しているネジをそ2か所外す。最後は配線コネクタも外して完了
  2. 内張を外す。止めているピン(12か所ある)を内張はがしで外す。ピンをはさむと簡単に抜けるはず。このピンは後で戻すのでなくさないように。
  3. 内張をリアゲートから引き出す。結構フニャフニャしているので、できれば二人で引き出した方がいいかも。折れると厚紙を折ったようないやな感触があり、微妙に跡が残る。
  4. 一応断熱材としてフェルトがボディーに貼り付けられているので、できるだけきれいにはがす。まあ、見えない部分なので、スタイロフォームが浮かない程度まではがせばOK
  5. 断熱材を骨組みに沿って適当に切り貼り加工して両面テープで貼り付ける。
  6. ここまで来たら後はこれまでの作業を逆に行えばOK
ルームランプを外す。カスタムしているのでチョットノーマルとは異なる。これは最後に紹介する。
ルームランプを外す。カスタムしているのでチョットノーマルとは異なる。これは最後に紹介する。
完全に外したところ。白いのが配線コネクター。サイドをつまんで引き抜くと簡単に外せる。
完全に外したところ。白いのが配線コネクター。サイドをつまんで引き抜くと簡単に外せる。
リアから撮ったところ。ハイエースの内張は前後で2分割されている
このようなピンが12か所あるので、内張外しを使って全部外す
このようなピンが12か所あるので、内張外しを使って全部外す
内張外しとピン。ピンは一度抜くと多少ダメージが残るが再利用可能なので、なくさないように。
内張外しとピン。ピンは一度抜くと多少ダメージが残るが再利用可能なので、なくさないように。
内張と断熱材のフェルトを取り除いた状態
内張と断熱材のフェルトを取り除いた状態
多少のフェルトは残るが、見えなくなるところなので、まあ気にしない。
多少のフェルトは残るが、見えなくなるところなので、まあ気にしない。
スタイロフォームをできるだけ隙間がなくなるように切り貼りする。
スタイロフォームをできるだけ隙間がなくなるように切り貼りする。

 断熱材は切り貼りで、この状態だと見た目は悪いが、カバーで見えなくなるので気にしない。

 できるだけ隙間がなくなるように切り貼りしよう!

作業難易度

 1人作業だと多少の手間はかかるが、そんなに難しい作業ではない。

 ただし、天井の内張は比較的大きいので、慎重に持たないとフニャフニャしてフェルトに折り目が付いてしまう。

 一度折り目が付いたら二度と元には戻らないので、十分に注意して作業しよう!

 そういう意味では2人作業の方が確実だろう。

天井断熱施工後の効果

 炎天下の日に今回断熱化しなかった前部分と、断熱化施工後の後ろ部分の内張を触ってみたが、明らかに後ろの部分の方が熱くない感じがした(定量的でないが)。

 これだけで車内の灼熱化が防げるとはとても言えないが、まちがいなく一定の効果はあるだろう。

 残念ながら見た目はほぼ変わらないので、苦労した割にはカスタムした感じにはならないということで、気乗りしない方もいるかもしれない。

 だが、間違いなく快適化に貢献しているはずなので、是非チャレンジしてみてほしい。

筋肉おやじ
筋肉おやじ

こだわる人は見えないところにこそ気を使うのだ!

 ハイエースやキャラバン等、バンタイプの車に乗っている方には是非おすすめしたいDIYの一つだ

断熱化作業ついでにルームランプも交換

 断熱化の作業時にルームランプを外すので、かねてから考えていたLED化も併せて施工したので紹介しておこう。

今回購入したのは下記↓

 今回の紹介はリアルームランプだけだが、このランプは室内8か所全てそろっているのでまとめてLED化できて効率がいい。もちろん私もすべて交換済だ。

 尚、もっと安い商品も気になったが、一部のLEDが消えることがよくあるらしいので、安物は避けた方がいいと思う。

 ちなみに、この商品はすでに2年以上使っているが不具合はないし、すこぶる明るいので気に入っている。

 交換は簡単だ。下記写真はすでに交換済のLEDで再現してみたが、ノーマルからの変更も作法は同じだ。

カバーを外す。ここに隙間があるので、内張外しか自信があれば指で外す。
カバーを外す。ここに隙間があるので、内張外しか自信があれば指で外す。
純正のハロゲンランプと購入したランプを交換する。表面には両面テープでLEDランプを固定している。
純正のハロゲンランプと購入したランプを交換する。表面には両面テープでLEDランプを固定している。
配線コネクタをつなぐ
配線コネクタをつなぐ
最初に外したネジで、固定枠を止めなおす
最初に外したネジで、固定枠を止めなおす
テスト点灯。まぶしくて直視できないほどだ
テスト点灯。まぶしくて直視できないほどだ
カバーを戻して完成!
カバーを戻して完成!

最後に

 今回はハイエース車中泊化計画の序の口である、天井の断熱化について紹介した。

 同じように車の断熱化を考えている方は是非参考にしてみてほしい。

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筋肉おやじ
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