Tシャツの袖から窮屈そうに盛り上がって、いやでも見えてしまうようなブッとい上腕二頭筋。
ふつうの男性諸君ならだれもが一度は憧れるはずだ。
そんな腕をめざしたくて、腕トレを集中的にやることもあるだろう。
ただし、そういう時こそ注意してほしいことがある。
そう、ひじのケガだ!
本記事では「私が経験したひじのケガの経緯」と、「ケガをしないための考え方」を紹介する!
ひじの違和感
腕は当然私も大好きなトレーニング部位の一つだ。
通常は2回/週でサイクルさせるが、30代後半の頃は、腕囲が36cm→39cmくらいまで目に見えて発達していたので、1日おきに腕トレをやっていた時期があった。(ちなみに、今は42cmくらいだ。もちろんCOLDで)
種目はダンベルカール(ノーマル、インクライン)、バーベルカール、コンセントレーションカール等、一般的によくやる種目だ。
そんな時、ひじの内側の筋(よく採血で針を刺す血管あたりを押すとコリコリといるやつだ)に鈍痛のような違和感を感じはじめた。
ただ、最初の頃は、違和感を感じるのはウオーミングアップの時くらいで、体が温まると自然と消えていた。
なので、あまり気にしないでガンガン高重量・高強度でトレーニングを続けていた。
大きな代償
2か月くらいこのようなトレーニングを続けていただろうか?
この頃になると、本番トレーニング中でも痛みがひかず、日常生活にも支障をきたすほど我慢ならない状態にまで悪化していた。
なんせダンベルカールは25㎏程度でやっていたのに、5㎏のプレートを持っただけでも痛いのだから。
当然整骨院にも行ってみたが、マッサージとシップをもらっただけで、大した改善は見られなかった。
マッサージ師からは「最良の治療は、痛みが完全になくなるまで重いものは挙げるな」ということだった。。。
さすがにまったく挙げないということは私にとってはありえないことなので、、、痛みがでないような角度を探して、ダマしダマしやっていた・・・
そして、このような状態がなんと1年半くらい続いたのである!
正直言ってもう一生治らないのかと思ったが、ある時からなんとなく痛みが薄らいでいっている感覚がではじめて、ある日気づいたら完治していたという感じだった。。。
ケガをしないための考え方
この経験以来、私は体が発する信号にいっそう注意を払うようになった。
少しでも違和感を感じたら、「いさぎよく」その動きをやめて、痛みを感じない別の種目に切り替えることを徹底したのだ!
この「いさぎよく」が非常に難しいことはおそらく筋トレ歴が長い人ならわかるだろう。
なにしろ、普段あげている重量を軽くすることさえも気持ち的には難しいのだから。
だが、これを無視すると1年以上ものペナルティーが待っている。
少しばかりの停滞は大したことではない!
最後に
今回の記事は、私の筋トレ哲学である
「筋肉がNoと叫んだら私はYesと答える」
に反すると言われそうだが、「関節や筋」は筋肉とは別ものであると理解してほしい!
「関節や筋」は言ってみれば消耗品であるので、生涯筋トレを続けていくめには大切に守る必要がある。
皆さんには是非私の失敗例を参考にして、同じような過ちをしないようにしてほしいと願う!
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