2024年、Greeshowから大人気の「GS-2801」の派生モデルとして、「GS-2811」が新発売された。
早速「GS-2811」を入手して実際に使ってみたので、レビューを紹介しよう!
本記事では「GS-2801」と「GS-2811」を比較形式でレビューしているので、どちらを購入すべきか悩んでいる方は是非参考にしていただきたい!

ちなみに、私は「GS-2801」をエクストリーム性の高いキャンプや車中泊で活用し、また万が一の大規模災害対策として大事に保管している!
本記事の結論
これから大規模災害に備えて電動式携帯浄水器の購入を検討している方は、マルチ電源に対応している「GS-2811」の購入がおすすめ!尚、高容量ポータブル電源を既に持っている方は、コスパの良い「GS-2801」を選択する手もアリ!
【GS-2801】と【GS-2811】の違いは?

まずはじめに、「GS-2801」と「GS-2811」の主な機能の違いについて紹介しよう。
項目 | GS-2801 | GS-2811/2024年新発売 |
---|---|---|
ソーラーパネル搭載 | × | 〇 |
手回し充電器対応 | × | 〇 |
USB電源出力対応 | × | 〇 |
LEDライト | 〇 | 〇(改良・SOS対応) |
フィルターろ過性能(μm) | 0.01 | 0.01 |
ろ過流量(mℓ/分) | 500~600 | 500~600 |
フィルター浄水量(ℓ)/1ctg | 1000 | 1000 |
有害物質除去能力(%) | 99.9999 | 99.9999 |
内容バッテリー容量/mAh | 2800 | 3000 |
本体重量(g) | 380 | 485 |
その他 | 簡易ソフトケース | 剛性ケース(収納性◎) |
①ソーラーパネル搭載

まず外観でパッと見わかるように、本体にソーラーパネルが搭載された。
「GS-2801」に限らず、電動式の浄水器は、災害時の電源確保に大きな課題があるところが最大のデメリットである。
高容量ポータブル電源など別電源を確保していない場合、大規模災害時にはすぐに使い物にならなくなる可能性を秘めているのだ。
ソーラーパネルの搭載により、このデメリットが半分程度消えたことになる。
②手回し充電機能搭載

①のソーラーパネルは心強い機能ではあるものの、災害時や災害後に都合よく晴天が続くとは限らない。
手回し充電対応なら天候に関係なく発電させることができる!
手回し充電機能搭載により、①で記述したデメリットの残りの半分程度も消えた!

つまり、①ソーラーパネルと②手回し充電機能搭載により、電源問題はほぼ解決され、電動式浄水器のデメリットは理論上消えたってことになる!

いずれにしても、マルチ充電機能を備えた「GS-2811」は、大規模災害時の浄水確保対策として最適な一台であると言っていいだろう!
③USB電源出力対応

言うまでもなく、非常時や大規模災害時の通信手段として、スマホはかかせない!
ただし、頼みのスマホもバッテリーが切れてしまったら無用の長物と化してしまう。
スマホに充電できるUSB電源機能を備えた「GS-2811」ならば安心だ!
④LEDライト機能がパワーアップ

「GS-2801」にもLEDライトは付いていた。
だが、「GS-2811」から大幅に改良され、一段と使い勝手がよくなった(後半の使用レビューで紹介)。
合わせて、点滅機能(SOS)も追加されたので、万が一の要救助時にも役に立つだろう。
ろ過性能は共通

ろ過性能は「GS-2801」同様、5段階浄水システムの高性能フィルターが搭載されているので安心だ。
有害物質除去率も最高水準の99.9999%を誇る!
内臓バッテリー容量がパワーアップ
内臓バッテリー容量が2800→3000mAhにパワーアップされた。
これにより、使用可能時間が延長されている。
【GS-2811】レビュー
ココからは実際に「GS-2811」を使用してみたレビューを紹介しよう。
外観・収納性
比較表一覧で紹介したが、まず「GS-2811」で収納・携帯性が圧倒的に良くなった!



上の比較写真を見ると収納性の違いは一目瞭然だろう。

「GS-2801」ではチューブ等の付属類の収納性がイマイチで、、、なかなか網ケースに収まりが悪く、何度もイライラさせられることもあった。だが、「GS-2811」ではスッキリ収納できる!
付属品

付属品のフィルターやチューブ類は同じものが使われている。
付属品が共通で使えるというのは、追加購入や買い替えを検討している人にとってはメリットだろう。
重量
さすがにソーラーパネルや手回し充電機能等の搭載により、本体重量は「GS-2811」の方が100g程度重くなっている。
だが、これは気になるところではないと思う。
というのも、、、もともと電動式携帯浄水器は、携帯と名はついているが、登山のように「一日に何キロも高低差のあるところを移動しながら使用する」などという使い方を想定をしている人はほとんどいないからだ。
沢の水をそのまま利用するエクストリームなキャンプ場や、災害時に近くの川や池まで携帯して使用する時に、100g程度の重さの違いなど全く気にならないだろう?
【GS-2811】の使用感
ココからは「GS-2811」の使用感を紹介しよう。
ソーラーパネルで充電
幸いレビューした日は天気よかったので、使用前にソーラーパネルを太陽に向けて充電してみた。


太陽に向けると、雷マークが点灯し、充電中であることが表示された。

ソーラー発電マニアとしては、チョットいい気分になる瞬間だ!
ろ過の様子
次に実際にろ過で使用中の様子を紹介しよう。



チューブのつなぎ方は、「GS-2801」も「GS-2811」も全く同じだ。
ケースから取り出してセットアップ完了まで、せいぜい20秒程度で簡単にできる。
電源ボタンを押すと、最初は脱気でボコボコいっているが、すぐにろ過されたきれいな水がでてくる。
しかもなかなかの勢いだ!
私は登山用に手動の超軽量携帯浄水器「ソーヤーミニSP128」を使っているが、ソーヤーミニだとこうはいかない。

ろ過後の水を飲んでみたが、何となく水自体がまろやかになっているような気がした!
LEDライト確認
「GS-2801」でもLEDライト機能が付いており、非常に便利に感じていたのだが、「GS-2811」では機能が大幅にパワーアップしていた!


写真のように、「GS-2811」では反射板が埋め込まれており、これが暗がりで絶大な効果を発揮しているのだ。
「GS-2801」ではピンポイントを照らす感覚だったが、「GS-2811」では広範囲を照らすことができるようになった。
尚、このLEDライトは、何かと夜のキャンプ時や近くに止めている車内で探し物をする時によく使う。
もちろん、長時間の停電を伴うであろう大規模災害時にもまちがいなく重宝するだろう。
最後に

Greeshow「GS-2811」は大幅にパワーアップされて商品化された。
平時のキャンプなどでの使用はもちろん、大規模災害時の浄水確保に間違いなく頼りになる一台となるだろう。
あなたが持っている防災セットの中に、Greeshow「GS-2811」を追加しておくことをおすすめする!
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