毎日のように熊出没のニュースが流れている。
もはや他人ごとではないのは明白だ。
特に筆者と同じくソロで登山を楽しむ方にとっては切実な問題であろう!
2026年5月、ついに筆者もナイフ「陸刀」に加えて「熊よけスプレー」を導入した!
本記事では筆者が導入した「UDAPの熊よけスプレー」の使用レビューを紹介しよう!
■本記事の結論
- 「UDAPの熊よけスプレー」の使い勝手は上々!
- 末永くソロで登山を楽しむなら「UDAPの熊よけスプレー」(+「陸刀(リクカタナ)」)の2段構えで万全の備えをしておくことを強くおすすめする!
【熊よけスプレー】導入の経緯
筆者は大型のナイフ「陸刀」を腰に携帯してソロ登山を楽しんできた。

詳細はこちらの記事を参照いただきたい。
接近戦はこれでバッチリなのだが、まだ熊との距離があるときにはやっぱり「熊よけスプレー」による抑止力効果は大きいと思う!
しかも最近の熊は人間を見ても逃げないどころが、襲ってくる可能性が極めて高いのだ!

これからもソロで登山をし続ける限り、頼れるのは「己の格闘技経験」、「鍛え抜かれたパワー」と「人間だけが持っている英知(道具)」しかない!
ということで2026年5月から
の2段構えで対策することにした!
【選んだのはUDAP/Pepper Power】

2020年頃までは、「熊よけスプレー」と言えば、USからの輸入品(確か2種類くらいしかなかったと記憶)と決まっており、ほぼ選択の余地がなかった。
しかも価格は2~3万円前後と恐ろしく高価であった(と記憶している)。
だが、熊出没が本格的に騒がれるようになった2025年から相次いで新規メーカーが参入してきて、今では日本製も含め幅広く選択できるようになっている。
幸か不幸か微妙なところではあるが、、、登山者にとっては喜ばしいというべきであろう。
さて、本題にもどろう。
比較的選択の余地があるなかで、筆者が選んだ商品は、「UDAP/Pepper Power」だ!
「UDAP/Pepper Power」を選んだ主な理由は以下の通り。

状況によっては命にかかわるので、数千円をケチって一切の妥協はしたくなかった。なので、先行しているUSで信頼と実績のある「UDAP/Pepper Power」を選んだというわけだ!本記事を読んでいただいている「あなた」もきっとそうだろう?
「UDAP/Pepper Power」をはじめ、おすすめの「熊よけスプレー」をランキング形式で紹介しているので、興味がある方はこちらの記事も合わせてどうぞ!
【熊よけスプレー/UDAP】使用レビュー
ここからは実際に「UDAP/Pepper Power」の「熊よけスプレー」を使ってみたレビューを紹介しよう!
外観の印象
何と言ってもこの商品は便利なホルスター付きであるところがいい。
下写真のように、きつからず緩からずでしっかりとホルスターに収まった。


噴射ボタンにはしっかりとした安全クリップで誤噴射防止対策が取られている。
初めて安全クリップを取り外すときにはやや緊張したが、人差し指ではじくようにスライドさせるとスムーズに取れた。

これならいざという時でもすぐに使えそうだ!


また、安全クリップは紛失しないように本体にリードでつながっている。
気になる使用期限は?
高価な買い物なので、使用期限はだれもが気になるところだろう?
筆者がAmazonで注文したのは2026年5月で、入手日も同じく5月だったが、
なんと2030年12月までとたっぷり4年半以上もあった!

2020年頃のAmazonの口コミでは、「使用期限(口コミ)は購入後2~3年くらいだった」というコメントが多かったと記憶している。
おそらく今「熊よけスプレー」は人気商品なので、製造後に物流倉庫で在庫になることなくすぐに出荷されているのであろう。
筆者が購入した「UDAP」のような人気商品の場合、使用期限が短いことを心配する必要はなさそうだ。
まず重量と日付を記録しておく
一通り外観を確認したら、忘れずに購入年月と使用開始時の重量を記入しておこう。


筆者が購入した商品は312gだった。

使用時に擦れて消えないように、缶底に重量と使用開始年月を記録した!
なぜ重量も記録する必要があるのか?
スプレー缶のような商品は、時間とともに少しずつ内容物や噴射ガスが抜けていくことが知られている。使用期限を迎えたときの廃棄判断にも使えるので、必ず重量を測定して記録しておこう。また、いざという時に噴射力が落ちている可能性もあるため、定期的な点検も重要だ!
ザックに装着してみた
冒頭でも紹介したように、筆者は登山ナイフ「陸刀」もザックに常備しているので、これと干渉しない位置に装着する必要がある。
いろいろとシミュレーションしてみた結果、、、体の正面に近い位置の腰ベルトに引っ掛けるのがベストだという結論に至った(登山時に太もも前面に当たらないくらいの位置)。※①
※①あくまでも筆者の場合だ。人によって最適な位置が変わる可能性がある。


尚、下写真のようにホルスターのフックには返しが付いているので、腰ベルトに引っ掛けるだけでも簡単に抜けることはない。
だが、もしも不安に感じるならホルスターフックの穴に腰ベルトを通すと良いだろう。


これが最新の登山スタイルだ!
これが最終的に行き着いた筆者最新の登山スタイルだ(夏バージョン)!


312gは登山には重いと感じるかもだが、腰に装着するとそんな感じは全くない。何よりも命の重さに比べれば、、、屁みたいなものだ!
使用時のシミュレーション動画公開!
実際にどんな感じで対応するか動画を撮影しているので紹介しよう。
ホルスターの上からスプレー缶本体を抜き出すよりも、動画のように斜め前に押し出すように抜くと早い。

筆者はこの動きがいつでもどこでもできるように、登山中思い立った時(一応周りに他の登山者がいないことを確認している)に何度も練習している。もちろん「陸刀」を抜く練習も怠らない!
【熊よけスプレー】を携帯し始めて気づいたこと
まだ回数は浅いが、「熊よけスプレー」を登山に携帯するようになってから気づいたことを紹介しておこう。
購入を検討されている方にとって、超絶参考になるはずだ!
- 圧倒的な安心感がある
- 重さは感じないが存在感は感じる
- ダブルストックはおすすめしない
①圧倒的な安心感がある
筆者はこれまで「陸刀」1本で接近戦をメインに熊対策してきたが、接近戦だけだと大なり小なりこっちの負傷も免れない(と思う)。
特に奴の鋭い爪がやっかいだ!
なので、できることなら接近させることなく回避するのがベストであり、これには「熊よけスプレー」が最適だと思う。

「熊よけスプレー」を携帯していると圧倒的な安心感がある!こんなにも精神的に違うならもっと早く携帯すべきだった・・・というのが正直な感想だ!
②重さは感じないが存在感は感じる
先に解説したように重さは大して感じないが、これまで何もなかった場所に全長21cmほどの缶がいるので、、、違和感というか存在感は感じる。
特に急な岩場の下りでは邪魔に感じることもある(これは「陸刀」も同じだ)。

これは各人でできるだけ違和感がない位置を見つけて装着することと、あとはまあ、慣れるしかないだろう!
まちがっても邪魔だからという理由でザックの中にしまわないこと!これではいざという時に使えず意味がない!
③ダブルストックはおすすめしない
筆者は、「登山では1本のストックを使うのが最適解」だと思っている(下記記事参照)。
ダブルストック派の方には申し訳ないが、今回のレビューでダブルストックは熊出没時の初動動作で圧倒的に不利であろうことを強く感じた!
筆者がストック1本使いを推奨している主な理由は、登山時の登下降負担を軽減させつつも、片手が自由に使えるからであるが、「熊よけスプレー」についてもこれがそっくりそのまま当てはまる。
ダブルストックの場合、「熊よけスプレー」にしろ「陸刀」にしろ、両手のストックがブラブラと邪魔になり、初動動作が遅くなったりミスが生じやすい。これはコンマ何秒を争うような緊急時には致命的な遅れだと思う!
もちろんアクセス時間だけを考えると、ストック無しのフリーハンドがベストだが、ストックによる登下降時の利便性は捨てがたいだろう?
また、1本だけでもストックを持っていると、不幸にして「熊よけスプレー」を使いきったあとに、再度熊との距離をとるために活用できるメリットもあると思う。実際に山菜取り中にストック(木の枝だったかも?)で熊と戦って事なきを得たニュースをテレビで見たことがある。

あくまでも私の考えである。皆さんも一度は真剣に考えてみるといいだろう。
まとめ
願わくは誰だって「熊よけスプレー」も「陸刀」も使いたくはないものだ。
だが、熊の性質が変わってしまった今、わたしたち登山者側も変わる必要がある!
あなたも末永くソロで登山を楽しむなら「UDAPの熊よけスプレー」(+「陸刀」)で万全の備えをしておくことを強くおすすめする!
岩山では自己防衛のためにもヘルメットを装着したい。筆者が使っているブラックダイヤモンドの使用レビューを紹介しているので、興味がある方はこちらの記事も合わせてどうぞ!




