2022年、中古で購入した我が家の庭の整備奮闘記については下記ブログで紹介した。
というわけで、なんとか畑のスペースを確保したわけであるが、土も改良しないと野菜はまともに育たないだろうと思う。
とりあえず土は30cmくらい掘り返した。
すべての土をふるいにかけて、小石や草の根は取り除いた。
足らないのは、、、有機物だった。
本記事では家庭用生ごみコンポストで生成した有機肥料に使い、雑草だらけの庭から新鮮な野菜が育っていった経緯を紹介する!
コンポスト導入
ヒョンなことから、わが自治体ではコンポストを無料で提供していることを知った。
早速申し込みをしたら1週間後に取りに来るようにと連絡があり、無事入手することができた。
2023年の3月頃のことである。
Amazon コンポスト Yahoo! コンポストその日以来、家庭から出た生ごみは全てコンポストに入れて堆肥化を進めてきた。
生ごみを投入するたびに少し土を入れ、スコップでかき混ぜた。
雑草や落ち葉も投入した。
夏場はふたを開けるとなかなか刺激的な臭いがしていたが、確実に生ごみは分解されているようで、投入した生ごみは徐々に姿が見えなくなっていた。
コンポストの導入でごみの量が大幅に減った。
コンポストのデメリット
ではコンポストのデメリットは何だろう?
以下にあげてみた。
まあだいたい想像がつくだろう。
臭いがきつい
このように庭に半分埋めて使用するタイプのコンポストは原始的でとてもいいのだが、臭いがきつい。
特に夏場はなかなかの刺激臭であり、ふたをしても少し臭ってくるときがある。
幸い、我が家周辺は民家が密集していないので、臭いに関しては気にすることもないが、住宅密集地ではかなり厳しいと思われる。
頻繁にかき回す必要がある
きちんと発酵・分解を促すために、頻繁に(毎日)スコップでかき回した方がいい。
私はこれは手間とは感じていないのだが、かき回すために蓋を開けたときの臭いの方が気になる。
臭い対策
臭い対策としては以下の方法がある。
早速紹介しよう。
米ぬかを入れる
これは私がやっている方法である。
我が家の周辺では無人の精米機施設がいたるところにある。
このような精米機施設には、精米した後の副産物である米ぬかが、ドラム缶に入れられており、だれでも無料で持ち帰ることができるのだ。
コンポストに米ぬかを入れると、余分な水分が吸収されて堆肥がサラサラになるし、臭いも吸収されてほとんど気にならなくなる。
米ぬか自体も堆肥化するので、まさに一石二鳥ならぬ、一石三鳥だ!
電動生ごみ処理機を導入する
都会や、周辺に住宅が密集している家庭ではこの対応になるだろう。
特に臭いが気にならないタイプを以下に紹介しよう!
臭いが気にならない電動タイプはこちら↓
高価な商品であるが、毎日使うことを考えると考え方によっては非常に安いのではないかと思う。
毎日コンビニでついで買いする方がよほど高くつくはずだ!
もちろん、処理済み後はもちろん有機物として使える。
各自治体の助成金対象商品というのもいい。
それぞれ動画もあるので気になる方は確認してみるといいだろう。
マンション等のベランダ等でコンテナ家庭菜園をする分にもぴったりだと思う。
生ごみ堆肥を利用した家庭菜園
秋口から大根の種をまこうと考えていたので、その1カ月前くらいから土づくりをしようと考えていた。
コンポストの中身もだいぶたまってきたので、ついに利用する時が来たのである。
本来はコンポストがいっぱいになったら、完全熟成のためにしばらく放置して、その間は別の場所にコンポスト設置して使うというのがセオリーらしいが、我が家にはそのようなスペースは準備していなかった。
なので、早めに土の中に埋め戻して、熟成期間は土の中で代用することを考えた。
大根は土中に伸びていくので、40cmくらい掘り返して、そこに中途半端に熟成した生ごみ堆肥を投入し、土をかけて埋め戻した。
なじむように土を混ぜ込んだりもした。
まだ刺激的なにおいが多少していたので、間違いなく中途半端な熟成だったと思われる。
種をまく前の1カ月、発芽して根が栄養分に到達するのに1カ月、計2か月くらいあればいい感じに分解しているだろうとのヨミであった。
ついでにニンニクを植える畝にも堆肥を混ぜ込んだ。
写真でわかるように大根、ニンニクとも順調に育っていった。
家庭菜園の収穫
2023年12月、大根がグングン大きくなってきた。
ニンニクも変わらず順調に育っているようだ。
ニンニクはこのまま冬越しさせるのでそのままにしておくが、大根はそろそろ収穫してもよさそうだ。
ということで、12月に入ってから必要分の大根をチョコチョコ抜き始めた。
収穫した大根が上の写真だ。
地下部分は想像以上に大きくなっていた。
大根を植える前は枝豆を植えており、これも大収穫だったのだが、今回は生ごみ堆肥を土中深く埋め込んだので地中深くまで有機物が行きわたっている証拠だろう。
まさに昨年の秋まで荒れ放題だった庭が、生産性のある庭に大変身をとげたのである!
追伸:2024年5月末、冬越ししたニンニクたちは見事に大きく育った!もちろん、生ごみ堆肥以外一切の肥料は使っていない!中和剤として海苔容器底に入っている石灰をまいただけだ。
最後に
自分で食べる野菜ぐらいは自分で生産したいと思い、庭付き戸建て中古住宅を購入し、家庭菜園スペースを作った。
肥料についてもできるだけ自前で準備したいと思っていた。
まだ畑デビュー1年目であるが、自給の可能性が見えてきたように思う。
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