2022年に中古住宅を購入したが、その時には気づかなかった問題がある。
それは庭の排水性だ!
いや、一応気にはかけていた。なので、購入を決める前には天気のいい日だけでなく、雨の日も視察に行っていた。
だが、当時の庭は完全に雑草に覆われていて、中には背丈2mほどのススキもまとまって何十本も生えていた。庭の奥の方の局所的な水たまりに気づくはずもなかったのだ!
そもそも雨水桝がどこにあるのかもわからない状態だったし※。
※購入後、庭整備の時に3カ所発見。いずれも数cmほど土を被って埋まっていた
購入後にDIYで庭を整備し、何度も雨を経験して初めて、一箇所排水性に問題があることが判明した。
本記事では、この問題を解決するために、雨水桝の蓋に穴を開けてみたので紹介しよう!
排水性が悪い箇所
排水が追いつかないほどの大雨なら、あきらめもつく。
だが、大雨というほどではなく、しとしと降るような雨でも、半日も降り続けると必ず水が溜まる箇所がある。
どうやら水溜まりのすぐ脇にある雨どいの継ぎ目からも水が漏れており、これが水がたまる速度を助長しているようだ。
雨どいの継ぎ目は別途対策するとして、、、まずは対処療法として、溜まった水をどうにかするしかない。
ちなみに、この場所に頻繁に水が溜まると、庭のグランドカバーとして鋭意活躍中の「クラピア」がうまく根付いてくれない(写真右側の緑がクラピアだ)。明らかに生育に悪影響を及ぼしているようだった。
幸か不幸か原因そのもののため必然か?ちょうどその場所は雨水桝があり、勾配が低くなっているので、これをうまく活用して水を逃がせば目的は達成されそうだ!
雨水枡を使った対策案
雨水枡に雨水を誘導する方法として以下の二つが考えられる。
雨水桝に雨水を誘導する方法
- 雨水桝の側面(地下に埋まっている円柱)に穴を開ける
- 雨水桝の蓋に穴を開ける
①側面に穴を開ける
見た目が変わらないので、うまく施工できれば最良の方法だろう。
だが、仮に側面にドリルでいくつも穴を開けても、最初はいいかもだが、次第に土で穴が詰まって機能しなくなりそうな気がする。
そうならないように目の粗い砂利を桝の周辺に地中深くまで敷き詰める手もあるが、おそらく時間稼ぎにしかならないだろうし、リカバリーのためのメンテナンスも大変そうだ。
②蓋に穴を開ける
蓋の強度低下さえ気にしなければ、最も簡単で確実性が高そうだ。
蓋の下に目の細かい網をかませておけば、枡の中に砂等が落ちるのを防げるし、枡の中でボウフラなど虫が発生しても、外に出てくることを防ぐこともできるだろう。
仮に①のように目が詰まったとしても、蓋を外してきれいにすればいいだけなので、メンテナンス性も良さそうだ。
蓋の強度低下については、、、まあ蓋がアミアミになるほど数十カ所も穴を開けまくったら、さすがに影響あるだろうが、たまに人が通る程度なので、問題ないだろう。
ということで、蓋に複数の穴を開ける方式を採用した!
雨水枡の蓋に穴をあける
コンクリート用のドリルビットを使い、インパクトドライバーで穴を開ける。開ける箇所は少し薄くなっているところを狙った。
蓋の下に網を設置
設置する網はとりあえず、サッシ用網戸張替DIYで余っていた網を使うことにした。
安いしたくさん余っているので、破損したらまた取り換えればいい。
穴を追加して完成
これで一旦完成のつもりだったのだが、さすがに小さな穴6カ所では排水が追いつかない気がし始めたので、追加で4カ所穴あけを行った。
改善効果は如何に?
よくあるパターンだが、早く大雨が降ってほしい時に限って、なかなか雨が降らないものだ。
今回も施工する前までは頻繁に降っていた雨が、施工後バッタリと降らなくなった。だが、先日ようやく待望の雨が降ったので、効果を確認してみた。
今回の雨は大雨と言うほど出なかったが、樋からも水があふれていたし、これまでなら確実に水溜まりができるような降り方だった。
だが今回は水溜まりになることは一切なかった。
DIYの効果ありだ!
あとは大雨の時にどれくらい緩和してくれるかだ。
まあ、もしも効果不十分ならもう少し穴を開ければいい。
2024年8月追記:あれからゲリラ豪雨に何度も見舞われた。さすがにゲリラ豪雨の時は排水能力を超えるが、水が引く時間は10倍くらい早くなったような気がする。また通常の雨では水溜まりすらできない。その証拠に、、、水溜まりのせいで成長が阻害されていたグランドカバー「クラピア」が完全に枡を覆ってくれた。。。
最後に
今回は雨水桝の蓋に穴を開けるだけの簡単なDIYであったが、効果はなかなか大きい!
他のつくりごたえのあるDIYの方が面白くて、着手するのが後回しになってしまっていたが、こんなことならもっと早くやればよかった!
同じような排水問題を抱えている方は是非参考にしていただければ!
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