【2024年】DIYでおすすめのソーラパネルは?各メーカーを徹底比較してみた!

ソーラーパネル発電
価格だけで選ぶと後悔するぞ!価格と品質のバランスが重要なのだ!
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 昨今のSDGs・エコブームを受けて、自宅に小規模なソーラパネルをDIYで導入する人が増えてきたように感じる。

 かくいう私も2023年に100Wパネル2枚を購入し、自作でポータブル電源に充電するシステムを構築した。 

 愛車、ハイエースの屋根にも搭載できるようにした。

 本記事では、同じようなことを考えている方々のために、DIYでおすすめのソーラーパネルについて調査してみたので、紹介する。

メーカー
EcoFlow
RENOGY

ECO-WORTHY


LVYUAN/リョクエン

GW-SOLAR

GW-SOLAR
おすすめ度
(5 / 5.0)
(4.5 / 5.0)
(3 / 5.0)
(2 / 5.0)
(1 / 5.0)
(4 / 5.0)
本社/設立年中国/2017米国/2010多国籍/2007中国/2010日本/2010日本/2010
種類単結晶単結晶単結晶単結晶単結晶単結晶
出力/W100100100100100110
サイズLWT/cm98/58.6/3.0106.2/53.0/3.5101.0/46.0/3.5106.0/53.5/3.584.3/66.5/3.0103.1/53.0/3.5
重量/kg6.26.4?5.96.17.0(110W)
変換効率/%2321212117.820.1
耐雪/耐風209㎞/h
≒2300Pa
※①
5400/2400Pa5400/2400Pa5400/2400Pa5400/2400Pa5400/2400Pa
付属ケーブルMC4MC4MC4MC4MC4MC4
口コミ/品質※②十分十分不十分不十分不十分やや不十分
価格
定価
16500
(2枚33000)
12900
(2枚25800)
1080010998978012980※③
メーカーHP詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る
※①空気密度:1.225㎏/m3で筆者が計算 ※②口コミは参考までに全部読んだ ※③W単価118円 <Ecoflow165円

DIY用のソーラーパネル

 私がDIY用のソーラーパネルを探していた時に感じたのは、戸建ての屋根に何枚も載せる大規模な業務・家庭用ソーラーパネルや、キャンプ等で使う折り畳みタイプについてのパネルメーカー比較情報はソコソコあるものの、DIYレベルの小型ソーラーパネルについての有益な比較情報については、意外にも少ないということであった。

 また、現状ネットから得られる比較情報は、価格や目先の性能視点が重要視され過ぎており、長期の品質について言及されているものはほぼないのも気になった。

 そこで、価格だけでは見えてこないTotalとして本当におすすめできるメーカー・標品を、ユーザー目線+商品開発視点※①で紹介することにした。

 これから導入しようと考えている方は参考になると思う。

※①筆者はサラリーマン時代の一時期、関連の商品開発をしていたことがあり、この辺の開発事情には少々詳しい・・・

ソーラーパネル比較の前提

 各メーカーのソーラーパネルを比較する前に、比較の前提を以下にあげておく

ソーラーパネル比較の前提

  1. DIYで扱いやすい100Wクラスのパネルを対象とする
  2. ハードフレームタイプを対象とする
  3. 2枚セット商品の価格は、2枚セット商品の1枚当たりの価格で比較

①100Wクラスで比較

 今回比較するパネルの出力は100Wクラスとした。

 理由はこのクラスがサイズ的にも重量的にもDIYで最も取り扱いやすいからである。

 また、まだほとんど街でみかけないので取り組んでいる方が少ない印象ではあるが、近い将来、車の屋根にソーラーパネルを装着したくなった場合を考えても100Wクラスが適している。

筋肉おやじ
筋肉おやじ

そう、100Wクラスは拡張性が高いのだ!

②ハードフレームを選択

 パネルタイプで人気が高いのは、折りたたみタイプやフレキシブルタイプだろう。

 確かに、折りたたみタイプは持ち運び前提であればとても便利だ。

 ただし、折りたたみタイプは故障率が高く、寿命は期待しないほうがいいだろう。

 これはパネルに過度なストレスがかかりやすいためと想像できる。

 フレキシブルタイプは扱いが楽で、車の場合は貼り付けるだけで一見簡単に取り付けることができそうに見える。

 ただし、シーリングや両面テープで貼り付けるので、一度貼り付けたら取り外すのが大変だ。

 だが、何よりも直接貼り付けることが一番問題なのだ!

筋肉おやじ
筋肉おやじ

想像してみてほしい。あの炎天下で目玉焼きができてしまうほど焼きついている鉄板の屋根に貼り付けるのだ。寿命を期待する方が間違っている。

 2-3年使いの消耗品扱いとして考えるならばこのタイプでもいいが、よほどのこだわりがない限り、ハードフレームタイプをおすすめする。

 本記事では、基本据え置きを前提としたパネルの紹介であるし、長く使いたいので、ハードフレームタイプを前提とした。

③2枚セット商品について

 今回の紹介では2枚セットで売られている商品は、1枚当たりのパネル価格に換算して比較した。

 おそらく多くのDIYを考えている人達は、パネルは1枚ではなく2枚以上でシステムを組むはずだろうし、組んでほしい。

 実際に使っている私の実感として、1000Whクラスのポータブル電源1台につき、100W出力パネル2枚程度が最も取り回し・効率が良いように感じる。

 つまり1日当たりの充電量と使用量がマッチするってことだ。

パネル出力とポータブル電源容量の関係をチョットだけ考えてみよう!

1000Whのポータブル電源の場合、
 100Wパネル1枚     :100W × 10h = 1000Wh
 100Wパネル2枚(並列) :200W × 5h =1000Wh

つまり、パネル2枚並列接続だと、理論上は5時間でフル充電になる。ただし、1日中カンカン照りってことはないし、パネルの出力も100%ではないので、実際には100Wパネル2枚でおおよそ1日(6~7時間)でフル充電になるってことだ。

ソーラーパネル徹底比較結果

 今回比較したパネルメーカーは以下の通りである。

 いずれも現在のパネル主力メーカーばかりなので、聞いたことがある方も多いはずだ。

比較調査したパネルメーカー

  • EcoFlow(エコフロー)
  • RENOGY(レノジー)
  • ECO-WORTHY
  • LVYUAN(リョクエン)
  • GW-SOLAR

 では早速比較結果を紹介しよう(価格は毎月の変動が激しいのでAmazon定価とした)。

メーカー
EcoFlow
RENOGY

ECO-WORTHY


LVYUAN/リョクエン

GW-SOLAR

GW-SOLAR
おすすめ度
(5 / 5.0)
(4.5 / 5.0)
(3 / 5.0)
(2 / 5.0)
(1 / 5.0)
(4 / 5.0)
本社/設立年中国/2017米国/2010多国籍/2007中国/2010日本/2010日本/2010
種類単結晶単結晶単結晶単結晶単結晶単結晶
出力/W100100100100100110
サイズLWT/cm98/58.6/3.0106.2/53.0/3.5101.0/46.0/3.5106.0/53.5/3.584.3/66.5/3.0103.1/53.0/3.5
重量/kg6.26.4?5.96.17.0(110W)
変換効率/%2321212117.820.1
耐雪/耐風209㎞/h
≒2300Pa
※①
5400/2400Pa5400/2400Pa5400/2400Pa5400/2400Pa5400/2400Pa
付属ケーブルMC4MC4MC4MC4MC4MC4
口コミ/品質※②十分十分不十分不十分不十分やや不十分
価格
定価
16500
(2枚33000)
12900
(2枚25800)
1080010998978012980※③
メーカーHP詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る
※①空気密度:1.225㎏/m3で筆者が計算 ※②口コミは参考までに全部読んだ ※③W単価118円 <Ecoflow165円

ベストチョイス 「EcoFlow」

Yahooショッピングはこちら↓

EcoFlow 100W×2枚

 今回EcoFlowをベストチョイスに挙げた。

 多くの人は価格を最重要視する傾向があるので違和感がある人が多いかもしれない。

 だが、必要以上に価格が気になるのはいつも買う前だけであることを忘れてはいけない。

 最も重要なことは、不具合を起こさないでできるだけ長く使い続けることができる商品を選ぶことである。

 今回、各メーカーのHPやネット情報、口コミ、筆者の予備知識等様々なデータを検証したが、品質が抜きんでていると感じられたのはEcoFlowとLENOGYの2社であった。

 この2社については信頼性の低い口コミ(クレーマー?)以外、重篤な初期不良は圧倒的に少なかった。

 これは品質のために十分なコストをかけているためだろうと想像する。

筋肉おやじ
筋肉おやじ

価格が他社よりも高めなのはそのためだろう。これは消費者として歓迎すべきことであり、納得すべきことだ!

 というわけで、EcoFlowについては価格以外デメリットが見当たらなかった。

 ちなみに、EcoFlowはポータブル電源でも品質の高い消費を矢継ぎ早に商品化している。

 2017年設立の後発メーカーであるが、バッテリーに詳しいエンジニア集団が開発陣に加わっているので、商品開発技術力は非常に高いと思う(中国メーカーという先入観はココに関しては持たない方がいい)。

筋肉おやじ
筋肉おやじ

実は、、、私が2023年に購入したパネルはLENOGYであったのだが、、、今回の調査結果を受けて、今購入するなら間違いなくEcoFlowが最有力候補になる。

2位 「LENOGY」

 EcoFlowとともに品質を二分しているほど信頼性の高いメーカーである。

 今回の調査では、変換効率と重量の点でEcoFlowに軍配を上げたが、この2社は甲乙つけがたいと言っていいだろう。

 私は現在同社のパネルを使っているが、不満な点は全くない。

 価格の観点ではもっと安いパネルメーカーという選択肢もあったが、今となっては全く気にするところではない。

 数千円の初期価格差は、使い始めた後は品質安定性の方が重要度が高くなり、簡単に吹っ飛ぶのだ!

3位 「GW-SOLAR(110W)」

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GWソーラー 110W×2枚

 100W出力パネルという前提においては、はっきり言ってEcoFlowとLENOGY以外、自信をもっておすすめできるメーカーはなかった。

 GW-SOLARも従来の100Wパネルは全くおすすめできないのだが、110Wで商品化されているタイプはチョット様子が違うので、あえて110W枠として追加することにした。

 まず旧タイプは変換効率が17.8%と話にならなかったのだが、このタイプは20.1%と他社に近づいてきている。

 また、サイズにおいても旧タイプは幅66.5cmと車載時に横並び2枚では使いづらかったのだが、他社同様縦長タイプになっている。

 評判・口コミ情報も、旧タイプはひどかったが、このタイプは改善されていることがみて取れた。

 日本の中小企業メーカーということで、技術的な面を頑張って改良してきたのだろう。

ソーラーパネル今昔

 ひと昔前はソーラーパネルを個人で購入して充電システムを構築しようなどという人は、一部のマニアに限られていた。

 普及していないからパネルの価格も恐ろしく高いという悪循環だった。

 また、ソーラーパネルからの充電システムを構築するための配線取り回しがややこしく、それなりの電気の知識が必要だった。

 ところが、今はどうだろう。

 ソーラーパネルの価格は大幅に下がった。個人で躊躇することなくネットでポチっと購入できるようになった。

 DIYレベルでのソーラーパネルの普及に一番大きく貢献したのは、高性能なポータブル電源の登場であろう。

 このおかげで面倒な配線がすこぶるシンプルになった。

 何も考えずとも、ポータブル電源側のソーラーパネル充電端子につなげるだけで充電ができるようになった。

 電気の知識がなくても、だれでもシステムが構築できるようになったのである。

筋肉おやじ
筋肉おやじ

このような好環境下であるにもかかわらず、電気の自給に着手しないのはもったいない。

 いうまでもなく、電気は生活にかかせない存在なのだから。

 特に自然災害の多い日本では、一家に一システムあってしかるべきではないかと思うのだ。

価格だけで選ぶ人へのアドバイス?

筋肉おやじ
筋肉おやじ

多くの人は価格につられて安い商品を選んでしまいがちだと思うが、ココは十分冷静になって考えてみてほしい。今回の調査でも明らかだったが、価格の安いメーカーは初期段階で重篤なクレームが多い傾向がはっきり出ていた。

 これはモノづくりの商品開発にかかわったことがある筆者の目から見ると、品質がばらついていることを意味していることが手に取るように分かるのだ。

 おそらく品質にかけるコストを削って安く販売しているのだろうと想像する。

 確かにこれらのメーカーで購入しても全く不具合なく使えている人は一定数いる。

 口コミでは

口コミする人
口コミする人

安くても全然使えるしコスパ最高!高い商品なんか買わなくてもこれで十分だよ!

って書くだろう。

 ただ、この人のように運よく当たりを引けば良いが、外れを引く可能性もとんでもなく高いのだ。

筋肉おやじ
筋肉おやじ

宝くじならまだ許せるが、ソーラーパネルの購入にそんなギャンブルのようなスリルを味わうのは本意ではないだろう?

 本文にも記載したが、価格差が気になるのはネットでポチる直前だけだ。

 安く購入した商品は早く故障する可能性が高いので、商品が配送されてきた途端に自分に対して後悔する。

 実際にすぐに故障してしまったらもっと後悔するだろう。

 逆に高く購入した商品は、長く使える可能性が断然高いので、配送されてきた後は、きちんとコストを払った自分に対して満足するのである。

 皆さんも思い当たる節はないだろうか??? 

最後に

 今回はいちユーザー+事情通の視点から、一味違った切り口でソーラーパネルのおすすめを紹介してみた。

 是非購入の参考にしてもらえればうれしい!

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