ソーラーパネルを使った太陽光発電のDIYが人気だ。
おそらくこの記事を読んでいるあなたも興味深々なのであろう?
本記事では、自宅のベランダやバルコニーを使って本格的な半オフグリッド生活を考えている方に向けて200W出力のソーラーパネルのおすすめメーカー・モデルを紹介する!
筆者もDIYでソーラーパネル発電システムを構築して電気自給生活を楽しんでいる。興味がある方はこちらの記事も合わせてどうぞ!
ソーラーパネル徹底比較
今回比較したパネルメーカーは以下の通りである。
ネット通販で購入できる200Wソーラーパネル主要メーカーはほぼ網羅されているはずだ!
もちろん、2025年最新情報をベースに比較している!
調査したパネルメーカー
- RENOGY(レノジー)
- ECO-WORTHY
- GWSOLAR
- Oasis Solar
- CLEZEED
- LVYUAN(リョクエン)
では早速比較結果を紹介しよう(価格は毎月の変動が激しいので定価・参考扱いとしている)。
メーカー | RENOGY | ECO-WORTHY | GWSOLAR | Oasis Solar | Oasis Solar | CLEZEED | LVYUAN/リョクエン黒 | LVYUAN/リョクエン |
おすすめ度 | (5 / 5.0) おすすめ🥇 | (4 / 5.0) おすすめ🥈 | (3.5 / 5.0) おすすめ🥉 | (3.5 / 5.0) 注目! | (3.5 / 5.0) 注目! | (3 / 5.0) | (3 / 5.0) | (3 / 5.0) |
本社/設立年 | 米国/2010 | 多国籍/2007 | 日本/2010 | 中国?/? | 中国?/不明 | 日本/1997 | 中国/2010 | 中国/2010 |
種類 | 単結晶 | 単結晶 | 単結晶 | 単結晶 | 単結晶 | 単結晶 | 単結晶 | 単結晶 |
出力/W | 200 | 195 | 200 | 200 | 180 | 200 | 200 | 200 |
サイズLWT/cm | 149.1/69.9/3.5 | 148/66.8/3.5 | 154.6/66.5/3.5 | 110/89/3 | 123/70.5/3 | 119.0/87.5/3.0 | 156.5/70.5/3.5 | 156.5/70.5/3.5 |
重量/kg | 12 | 9.29 | 11.8 | 10.2 | 9.1 | 10.8 | 11.3 | 11.3 |
変換効率/% | 21 | 21 | 19.5 | 23 | 23 | 21.2 | 21 | 21 |
耐雪/耐風 | 5400/2400Pa | 5400/2400Pa | JET/TUV認証 | 5400/2400Pa | 5400/2400Pa | 5400/2400Pa | 3600/2400Pa | 3600/2400Pa |
製品保証 | 5年 | 1年 | 1年 | 1年 | 1年 | 不明 (1年) | 1年 | 1年 |
品質※① | ◎ | 〇 | 〇 | – | – | 〇 | 〇 | 〇 |
価格(参考)/円 | 29,600 | 19,000 (2枚38,000) | 24,980 | 17,980 | 16,998 | 14,990 | 20,998 | 19,998 |
【RENOGY(レノジー)】おすすめ🥇
「RENOGY」をおすすめNo.1としたい。
RENOGYがおすすめNo.1である理由
「RENOGY」はDIY用のソーラーパネル業界では、言うまでもなく信頼性の高いメーカーである。
業界最長の5年間の製品保証に加え、25年間80%の出力を約束(リニア劣化保証)している。
5年保証は品質が安定していると自負できるメーカーしか採用することができない。その分、品質コスト※①がかかるため、価格はややお高くなるが、長期的にみれば圧倒的に安いと感じるのに時間はかからないだろう!
※①品質検査にかかる装置や人件費、不良品選別工程で規格に満たない製品を一定数リジェクトしている。価格が極端に安いメーカーはココのコストを削っている可能性が高いので要注意!
加えて、私は現在「RENOGY」の100Wソーラーパネルを使っているが、不満な点は全くと言っていいほどない!
200Wパネルも同様に期待して良い。
長期間安心して使いたい方は、「RENOGY」の200Wソーラーパネルがおすすめだ!
「RENOGY」200Wパネルのデメリットをあえてあげるならば、重量が重い点だろう。他メーカーが最近軽量タイプを商品化しているので、よけいに「RENOGY」の重量12㎏が目立つようになってきた。重量を気にする方は以降に紹介するモデルを考えるといいだろう。
【ECO-WORTHY】おすすめ🥈
Yahooショッピングが検索できない方はこちら↓
ECO-WORTHY 195Wパネル×2枚おすすめNo.2は「ECO-WORTHY」とした。
ECO-WORTHYがおすすめNo.2である理由
「ECO-WORTHY」は、正直以前はあまり好印象を持っていなかったが、、、最近は品質信頼性が改善されている。
品質クレーム対応にも力を入れてきているようで、この点も評価できる。
「ECO-WORTHY」2007年設立の製品開発、生産、グローバル市場での販売およびサービスを統合した多国籍企業であり、世界的規模の市場実績で着実に技術力を高めてきているのだ。
200Wに少々足らない195Wモデルであるが、気にするところではないだろう。むしろ200Wと偽らずに195Wで商品化しているところに誠実さを感じる!
「RENOGY」には及ばないものの、コスパの優先度が高いと考えている方にとっては選択肢に入るレベルになってきていると思う。
【GWSOLAR】おすすめ🥉
Yahooショッピングが検索できない方はこちら↓
GWSORLAR 200WおすすめNo.3は「GWSOLAR」である。
「GWSOLAR」は2010年設立の日本の会社だ。
GWSOLARがおすすめNo.3 である理由
「GWSOLAR」は日本メーカーならではのきめ細かなカスタマーサポートが期待できる。
また、官公庁や大手企業など国内での施工実績も豊富だ(GWSOLAR公式HP参照)。
何と言っても一番の注目ポイントは、4列のセル列を全並列で構成する独自設計を採用したことによる陰に強いパネル設計である。つまりどこか一部が影になっても影響を最小限にしてくれる設計なのだ!
「GWSOLAR」のやや残念なところは、変換効率が19.5%と他メーカーに比べてやや見劣りする点であろう。だが、独自技術による発電効率改善の方が圧倒的にメリットが大きいのでそこまで気にすることはないと思う!
多少初期費用はかかるが、陰に強いソーラーパネル・日本メーカーに魅力を感じる方は「GWSOLAR」が有力な選択肢になるだろう。
「Oasis Solar」注目!
注:残念ながらYahooショッピングでは200Wも180Wも取り扱っていない
「Oasis Solar」は私も最近知ったメーカーである。
Amazonの情報では、2024年9月以降に各出力違いのソーラーパネルの新商品を出しているようだ。
なので、実績はまだまだ未知数ではあるが、初期使用者のレビューを見る限り悪くなさそうだ。
性能も他出力モデルも含め、詳しくチェックしたが気になる点はない。
200Wモデルの方はやや幅広感が強いので、狭いベランダやバルコニーで取り扱うには不向きかもしれない。この場合は同じくココで紹介している180Wモデルを使うといいだろう。性能は全く同じでサイズが違うだけだ。
「Oasis Solar」は、今後注目のメーカーになりそうだ。クールなブラックのパネルカラーもそそられる!
その他メーカー
その他ランク外の「CLEZEED」、「LVYUAN」(2種類)についても、解説しておこう。
CLEZEED
「CLEZEED」は自動車用品関連を取り扱っている株式会社ナヴィック(NAVIC)のブランドであり、日本のメーカーだ。
キャンピングカーに興味がある方であれば、なじみのあるメーカーかもしれない。
200Wモデルは幅が87.5cmと広いので、場所によっては扱い難いかもしれない。また並列で使う場合は、ジャンクションボックスから出ているMC4ケーブルが50cmと少々短い(他社は70~90cmが多い)ので、連結の自由度が少ない(ケーブル追加が必要)のも気になる点だ。
価格もお手頃だが、上記を理解した上で購入を検討することをおすすめする!
LVYUAN(リョクエン)
「LVYUAN」は日本代理店(アコラデイジャパン株式会社)が販売運営しているので、日本ではよく知られているメーカーだ。
なので、万が一問題が発生した場合でもサポートを受けやすいのはメリットだ。
以前は品質に大きな不安があったが、最近は改善されてきた。
200Wモデルはノーマルカラーに加えてクールなブラックタイプがリリースされているので、色にこだわる方は「Oasis solar」のブラックに加えて、「LVYUAN」のブラックも候補になる。
実勢価格もお手頃なので、コスパ重視の方は選択肢になる。
ただし、他メーカーに比べて唯一耐雪性能低いので、冬に雪が多く降る地域の方はやめておいた方がいいと思う。
雪が少ない地域にお住まいの方は選択肢になるだろう!
DIY用200Wソーラーパネルについて
DIY初心者向けには、200Wよりも100Wモデルを使って並列で組み合わせる方が扱いやすくておすすめだ。
特にソーラーパネルを車の屋根に載せる場合は、200Wモデルは大きくて重いので、1人で作業するのは苦労するだろう。
ハイエースのような背の高いバンに載せる時は、くれぐれも車にぶつけないように慎重に作業してほしい!風がある日だと必ずあおられるぞ(冬の強風時に作業した筆者の経験談!)
100Wモデルのソーラパネルをお探しの方は、おすすめメーカーとその理由をわかり易く紹介しているのであわせてどうぞ!
だが、本格的な半オフグリッド生活を目指して、2000Wh級≦のポータブル電源と組み合わせるならば、200Wモデルのソーラーパネルを複数枚導入した方がいい。
世の中には400W出力のハードフレームソーラーパネルも販売されている。ならば400Wの方がいいのでは?と思う方もいるだろう。だが、400Wはあまりにも大きいので個人向けの配送はNGの場合が多い。取り扱いも大変なので、DIYレベルでは200Wのソーラーパネルを複数枚並べるのが断然おすすめだ!
パネル出力とポータブル電源容量の関係
パネル出力とポータブル電源容量の関係をチョットだけ考えてみよう!
例えば2000Whのポータブル電源の場合、
100Wパネル2枚(並列):200W × 10h=2000Wh
200Wパネル2枚(並列):400W × 5h = 2000Wh
つまり、理論上は100Wパネル2枚だとフル充電までに10時間かかるが、200Wパネル2枚だと5時間で充電が完了するってことだ。ただし、1日中カンカン照りってことはないし、パネルの出力も100%ではないので、実際には200Wパネル2枚でおおよそ1日(6~7時間)でフル充電になる。
このように、ポータブル電源容量とセットでソーラーパネルの出力と枚数を考えよう!
本格的な半オフグリッド用の高容量ポータブル電源をお探しの方はこちらの記事が参考になるだろう。特に200Vの大型エアコンを可動させたい方は必見だ!
価格だけで選ぶ人へのアドバイス?
多くの人は価格最優先で商品を選んでしまいがちだと思うが、ココは十分冷静になって考えてみてほしい。
確かにソーラーパネルは汎用品になってきたので、各メーカー間の品質・性能差も以前よりはなくなってきたが、まだまだ上位メーカーとの差があると言える。
品質に自信がないメーカーは
傾向がみられる。
特に価格が極端に安いメーカーは品質にコストをかけていない疑いがあるので要注意だ!
このようなメーカーは、製品のばらつきが大きいってことを意味する!
確かにこれらのメーカーで購入しても全く不具合なく使えている人は一定数いる(これが混乱の原因!)。
このような人は口コミでこのように書くだろう。
安くても全然使えるしコスパ最高!高い商品なんか買わなくてもこれで十分だよ!
って書くだろう。
ただ、この人のように運よく当たりを引けば良いが、外れを引く可能性もとんでもなく高いのだ!
宝くじならまだ許せるが、ソーラーパネルの購入にそんなギャンブルのようなスリルを味わうのは本意ではないだろう?
価格差が気になるのはネットでポチる直前だけだ。
安く購入した商品は早く故障する可能性が高いので、商品が配送されてきた途端に自分に対して後悔する。
実際にすぐに故障してしまったらもっと後悔するだろう。
逆に高く購入した商品は、長く使える可能性が断然高いので、配送されてきた後は、きちんとコストを払った自分に対して満足するのである。
皆さんも思い当たる節はないだろうか???
最後に
本記事では少し本格的に電気の自給生活を始めたいと考えている方に向けて、200W出力のソーラーパネルのおすすめメーカー・モデルを紹介してみた。
私がDIY用ソーラーパネルをWatchし始めた頃(5年以上前)と比べて、各メーカーとも確実に品質のレベルは上がってきているように感じる。
あなたも是非本記事を参考にして、楽しくて実用的な電気の自給生活の世界に踏みこんでみては?
DIYではチョット・・・という人は、業者を使って太陽光発電を始めてももちろんいいだろう。でもどんな方法があるのか?気になる方はこちらの記事で詳しく解説しているので、合わせてどうぞ!
コメント