500Wh前後の小容量のポータブル電源を使っていると、遅かれ早かれ(たぶん早かれだろう?)使用時間やパワーに物足りなさを感じてくる。
筆者は、最初の1台目は容量1000Wh前後のモデルが最も使いやすいと感じているが、多少ポータブル性を犠牲にしてでもガッツリ電力を使いたい方は、2000Whクラスのモデルが気になるだろう。
本記事では、このようにガッツリとポータブル電源を使いたい方のために、容量2000Whクラスの最新ポータブル電源のおすすめモデルをランキング形式で紹介してみた!

もちろん、ポータブル電源を使いまくっている筆者による2025年最新調査結果をベースにしている!
外観 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
メーカー | Jackery | BLUETTI | Jackery | EcoFlow | BougeRV | BLUETTI | Anker | EENOUR | FOSSiBOT | ALLPOWERS | アイリスオーヤマ |
型式 | 2000 New | Elite 200 V2 | 2000 Plus | DELTA 2 Max | Rover 2000 | AC200L | 767 Portable Power Station | F2000 | F2400 | R2500 | PS2000AA-W |
おすすめ度 | (5 / 5.0) | (4.5 / 5.0) | (4 / 5.0) | (3.5 / 5.0) | (3.5 / 5.0) | (3.5 / 5.0) | (3.5 / 5.0) | (3 / 5.0) | (3 / 5.0) | (3 / 5.0) | (2.5 / 5.0) |
発売日 | 2024/9 | 2024/11 | 2023/6 | 2023/5 | 2023/10 | 2023/11 | 2022/12 | 2023/7 | 2022/11 | 2023/7 | 2022/12 |
容量/Wh | 2042 | 2073 | 2042 | 2048 | 2008 | 2048 | 2048 | 2048 | 2048 | 2016 | 2048 |
サイズLWT/cm | 26.4 × 33.5 × 29.2 | 25.0 × 35.0 × 32.3 | 35.9 × 47.3 × 37.3 | 49.7 × 24.2 × 30.5 | 27.0 × 40.0× 28.5 | 28.0 × 42.0 × 36.6 | 25.0 × 52.5× 39.5 | 29.6 × 47.5 × 31.9 | 27.9 × 39.2× 32.3 | 36.0 × 45.0× 34.6 | 28.5 × 45.0 × 38.5 |
体積/㎤ | 25824 | 28263 | 63338 | 36684 | 30780 | 43042 | 51844 | 44851 | 35326 | 56052 | 49376 |
重量/kg | 17.9 | 24.2 | 27.9 | 23 | 21.2 | 28.3 | 30.5 | 23.6 | 22 | 27 | 28.4 |
電池種類 | リン酸鉄 | リン酸鉄(角形) | リン酸鉄 | リン酸鉄 | 半固体 | リン酸鉄 | リン酸鉄 | リン酸鉄 | リン酸鉄 | リン酸鉄 | リン酸鉄 |
定格出力(瞬間最大)/W | 2200 (4400) | 2200 (3300) | 3000 (6000) | 2000 (2400) | 2200 (4000) | 3000 (6000) | 2000 (2400) | 2900 (4000) | 2400 (4600) | 2500 (4000) | 2000 (4800) |
UPS/ms | 20 | 15 | 20 | 30 | 20 | 15 | 20 | 10 | 8 | 15 | 不明 |
ソーラー入力/W | 400 | 1000 | 1200 | 1000 | 1500 | 1200 | 960 | 1000 | 500 | 1000 | 500 |
AC出力ポート数 | 3 | 4 | 5 | 6 | 5 | 5 | 5 | 5 | 6 | 4 | 6 |
USBポート TypeA/C | 1 / 2 | 2 / 2 | 2 / 2 | 2 / 2 | 3 / 3 | 2 / 2 | 2 /3 | 4 / 2 | 2 / 4 | 4 / 2 | 4 / 1 |
Wi-Fi | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
パススルー | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
音量/dB | 30 | 16 | 30 | 30 | 40 | 42 | 不明 | 不明 | 60 | 50 | 53 |
保証期間/年 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 3 | 3 | 2 | 2 |
製品回収 | 無償 (送料自己負担) | 無償 (送料自己負担) | 無償 (送料自己負担) | 無償 (送料自己負担) | 無償 (送料自己負担) | 無償 (送料自己負担) | 無償 (送料自己負担) | 不明 | 無償 (送料自己負担) | 不明 | 不明 |
参考価格※/円 | 239,800 | 24,9800 | 285,000 | 254,100 | 229,980 | 259,800 | 299,900 | 219,980 | 229,000 | 219,999 | 228,980 |
おすすめランキングの選定について
まずはじめにはっきりさせておくが、
「人気がある=おすすめ商品」は必ずしも成立しない!
一般に人気がある商品は安く買える商品であることが多い。
確かに価格は重要な選択の要素ではあるが、本記事ではちまたで人気があるやなしやは一切気にしていない。
本記事では、主に性能・長期の品質・安全性の視点から、おすすめランキングの選定を行っている!
製品保証期間について
購入前から不良品返却の事を考えたくはないが、、、保証期間はメーカーの品質に対する考え方・自信の程度が良くわかる重要な指標でもある。
ポータブル電源が世の中で認知され始めた頃は、1年や2年程度の製品保証期間が主流であったが、技術の進歩とともに今や業界最長は5年保証となっている。
本記事の上位にランクインしているメーカー・モデルはいずれも5年保証を採用しているのは、決して偶然ではない!

繰り返すが、保証期間が長いメーカーは、間違いなく品質に自信があるとみて良い。売った後は「ハイさようなら」のメーカーは保証期間が短かったりそもそも無い場合もある。ちなみに、このようなメーカーはとにかく安いので、価格につられて購入する消費者が一定数いる。理解した上でリスクをとるなら止めはしないが、そうでない場合は十分に注意していただきたい!
おすすめの2000Wh容量ポータブル電源を紹介!
前置きはこの辺にして、早速おすすめの2000Wh容量ポータブル電源をランキング形式で紹介していこう!
【Jackery 2000 New】 おすすめ🥇

Yahooショッピングが検索できない方はこちら
\新生活セール開催中 最大50%OFF(3/4 ~ 3/25)/
おすすめNo.1は「Jackery 2000 New」だ!
「Jackery 2000 New」がおすすめNo.1である理由
2024年9月にこのモデルが登場した時、正直1500Whモデルかと思ってしまった。2000Wh級で17.9㎏という重量とコンパクトなサイズ(体積2582㎤)は驚きだ。もちろん他社は未だに全く追従できていない!
なぜ「2000 New」はここまで軽量化できたのか?

「2000 New」では上の図のようにCBT(セル・トゥ・ボディ)という画期的な新技術を採用している。
つまり、セル(電池)をハニカム構造を設けたケースにそのまま直結させて収納しているのだ!
この構造採用により、無駄なスペースや余分な部品点数を大幅に削減することに成功した!
業界最長保証期間の5年保証はもちろん、比較表をみていただければお分かりいただけると思うが、最もTotalバランスに優れた商品と言っていいだろう!
気になる点としては、USB Type Aポートが1口しかないことだ。おそらく軽量化のためにあまり使われない機能を削減したのだろう?

ポータブル電源という名である限り、たとえ2000Whの高容量モデルであってもポータブルであってほしい!「2000 New」は唯一この希望を十分に満たしてくれる商品なのだ!容量拡張性がない点は賛否が分かれるところであろうが、その分無駄を徹底的にそぎ取った設計思想は、多くの方が望んでいる商品に仕上がっていると思う!まさにイチオシの商品だ!
【BLUETTI Elite 200 V2】 おすすめ🥈
\新規会員登録&メルマガ登録で5000ポイントゲット!/
おすすめNo.2は「BLUETTI Elite 200 V2」だ!
「BLUETTI Elite 200 V2」がおすすめNo.2である理由
「BLUETTI」は2019年に中国で設立されたブランドで、会社としては非常に歴史が浅い(ただし、前身の会社は2009年設立)。
当初は中国のポタ電業界によくある「その他大勢のメーカーの中の一つ」くらいの認識だったが、2020年にリリースされたAC200が、老舗メーカーに引けを取らない商品性だったことから、以降注目のブランドに急成長した!
リン酸鉄リチウムイオンが採用されて以来、3000サイクルがポータブル電源業界標準であったが、2024年頃のモデルからは各社4000サイクルの仕様が登場し始めた。そんな中で、「Elite 200 V2」は怒涛の業界最高6000サイクルを達成している!
なぜ「Elite 200 V2」は6000サイクルを達成できたのか?
一部筆者の推定を含むが、おそらく以下の総合技術により達成されていると思われる
デメリットはJackery 2000 New」に比べて、重量が約6㎏以上重いところくらいだ。とはいっても、その他標準の2000Whモデルと同等程度であり、「Elite 200 V2」が特別重いというわけではない。
「Jackery 2000 New」と同じく容量拡張性がないが、おそらく多くの一般ユーザーにとってネガティブインパクトにはならないだろう!

重量よりも性能を重視する方にとっては、「BLUETTI Elite 200 V2」がおすすめNo.1の商品と言っても良い!
【Jackery 2000 Plus】 おすすめ🥉

Yahooショッピングが検索できない方はこちら
\新生活セール開催中 最大50%OFF(3/4 ~ 3/25)/
おすすめNo.3は「Jackery 2000 Plus」だ!
「Jackery 2000 Plus」がおすすめNo.3である理由
「2000 Plus」は、おすすめNo.1で紹介した「2000New」で非対応であった容量拡張性を最大限に実現したモデルだ!その分重量は重くなっているが、ポータブル性を補助するハンドルや滑り止め機能付きタイヤが追加されている。同じ20㎏台の他社モデルと比べても圧倒的にポータブル性は良いと言える!
「2000New」で不足していたUSB Type Aポートが、「2000 Plus」では2口に増設、定格出力も3000Wに対応する等、性能については「2000New」を上回っている!
キャリー機能付加によりポータブル性は補完できているとはいうものの、はやり27.9㎏はなかなかの重量だ!また、サイズは本記事紹介モデルの中で最も大きい。

容量拡張機能がないために「2000New」をあきらめた人にとっては、「2000 Plus」が有力な選択肢になるだろう!
【EcoFlow DELTA 2 Max】 おすすめNo.4

Yahooショッピングが検索できない方はこちら
\公式サイト限定割引中/
「EcoFlow DELTA 2 Max」のメリット・デメリット
ポータブル電源に興味がある人にとって、「EcoFlow」を知らない人はほぼいないだろう。信頼と実績、高い技術力、カスタマーサポートはもはや言うまでもない。
「DELTA 2 Max」は2023年5月にリリースされている。ゆえにサイクル数は3000回と一世代前の標準サイクル数だ。2024年発売のEcoFlowモデル(例えば「DELTA3」等)は、いずれも4000サイクル仕様になっているので、おそらく電池仕様がひと世代古い設計である可能性が高い!

設計的にはひと世代古い可能性が高いものの、その分コスパは非常に魅力的になってきている。もちろん品質については問題ないので、コスパを重視する人は「DELTA 2 Max」が選択肢になる!
【BougeRV Rover 2000】 おすすめNo.5
Yahooショッピングは取り扱っていないようだ!
「BougeRV Rover 2000」のメリット・デメリット
現在商品化されているポータブル電源は、ほとんどがリン酸鉄リチウムイオンタイプの電池が採用されている。だが、「Rover 2000」に採用されている電池は半固体電池なのだ!
半固体電池とはその名の通り、電池に使用されている電解質(電解液)に、個体と液体の中間の性質を示すゲルポリマータイプが使われている電池である(GZNews)。尚、半固体の定義は非常に不明確なので、必ずしも半固体=ゲルポリマータイプではないので注意しよう!
なぜBougeRVは半固体電池を採用しているのか?
半固体電池には以下のようにリン酸鉄タイプにはないメリットがある!
一方以下のようなデメリットもある。
サイクル性能は最新のリン酸鉄リチウムイオン電池よりも短い3000サイクル。
まだまだポータブル電源に半固体電池を採用しているメーカーが少ないので、市場での実績はこれから・・・。

市場での実績はこらからという不確定要素はあるものの、理論的には高い安全性が期待できる。「Rover 2000」は、他とは一味違ったポータブル電源を使いたい方にはアリだと思う!
【BLUETTI AC200L】 No.6

Yahooショッピングが検索できない方はこちら
\新規会員登録&メルマガ登録で5000ポイントゲット!/
「BLUETTI AC200L」のメリット・デメリット
ポータブル電源業界を賑わせてきた「AC200L」であるが、本記事おすすめNo.2で紹介した上位モデル「Elite 200 V2」の登場によりコスパ視点で魅力が高まってきた。
「Elite 200 V2」と比較すると、性能面ではやや見劣りする。特にサイクル数は3000サイクルと一世代前の標準サイクル数にとどまっている。稼働音も42dBと「Elite 200 V2」の16dBに比べて倍以上大きいので狭い部屋や車中泊では気になるかもしれない。

「Elite 200 V2」には拡張性がないため、BLUETTIの商品で拡張してガンガン使いたい方には「AC200L」がおすすめだ。稼働音の優先順位を下げれば、まだまだ十分に満足できると思う!
【Anker 767 Portable Power Station】 No.7

Yahooショッピングが検索できない方はこちら
\公式オンラインストア限定特典アリ!/
「Anker 767 Portable Power Station」のメリット・デメリット
今でこそ使用後のポータブル電源を無料回収(送料自己負担)するメーカーが増えてきたが、Ankerは業界に先駆けて2022年にいち早く導入している。カスタマーファーストは高く評価できる!
「Jackery 2000 Plus」同様、ポータブル性を補助するハンドルと、タイヤが付加されている!
キャリー機能があるとはいえ、本記事紹介モデルで最高重量の30.5㎏は少々重すぎる感はぬぐえない・・・。大きなコメ袋と同じくらいの重さである。

これから購入を考えている方にはおすすめし難いモデルであるが、製品保証期間も5年ついており、製品品質自体は素晴らしいのでAnkerファンの方ならアリだろう。
その他:【EENOUR】【FOSSiBOT】【ALLPOWERS】【アイリスオーヤマ】
その他下位ランクの4メーカー・4モデルを一挙に解説しよう。
「EENOUR F2000」

Yahooショッピングが検索できない方はこちら
色はブラックとアーミーグリーンがあり、アウトドアフィールドに映えそうなアーミーグリーンの外観にはそそられるが、製品保証期間は3年(レビュー投稿必要)とこれまでに紹介してきたモデルと比べて短い。また、廃棄回収サポートの記述がはっきり書かれておらず、個別対応もしくは対応していないものと思われる。少なくとも積極的ではなさそうだ。
容量拡張性もあり、性能自体は決して悪くない。ケーブル収納ボックスが本体に組み込まれているところは賛否両論(熱がこもる可能性アリ)だろうが、一般ユーザーにとってはメリットだと思う。

この堅牢な外観とアーミー色が好みの方は選択するのもアリだと思う!アーミー好きの私もこの色にはそそられる。
「FOSSiBOT F2400」

Yahooショッピングが検索できない方はこちら
「F2400」の製品保証期間は2年と短い(ただし、レビュー投稿で+1年延長となるようである)。稼働音が60dB程度あるので、静音性が良いとはいえない。
「EENOUR」と同じく、ケーブル収納ボックスが本体に組み込まれているところはGOODだ!重量も22kgと比較的軽量に仕上がっているので、ポータブルとしての使い方にも便利だ。
意図してか誤記かは?であるが、Amazon紹介文と公式HPで仕様の相違点が目立つ!サイクル数(4500?)、最大出力(4800?)、静音性(50?)、保証期間(7年?Amazon購入の場合???)等。尚、本記事比較表は信頼性の高い公式HPをベースにしている。

実勢価格はかなり下がっているので、「F2400」に魅力を感じる方は、十分に上記を理解した上で購入を検討しよう!
「ALLPOWERS R2500」

Yahooショッピングが検索できない方はこちら
「R2500」の製品保証期間は2年と短い。また、廃棄回収サポートの記述がはっきり書かれておらず、個別対応もしくは対応していないものと思われる。少なくとも積極的ではなさそうだ。
サイズや重量がやや大きいものの、仕様自体は決して悪くはない。

実勢価格はかなり下がっているので、「R2500」に魅力を感じる方は、十分に上記を理解した上で購入を検討しよう!
「アイリスオーヤマ PS2000AA-W」
「PS2000AA-W」はBLUETTIと共同開発を全面に押し出しているモデルであるが、性能の見劣り感は否めない。サイクル数は一世代前の標準3000サイクルを下回る2500サイクルにとどまっている。製品保証期間も2年、廃棄サポートも不明だ。数少ない日本メーカーなので、できれば推奨したいところであるが、これから購入する方にはおすすめし難いモデルである。
賛否両論ではあるが、、、「PS2000AA-W」は高容量ポータブル電源では数少ないワイヤレス給電が可能なモデルである。スマホ2台の「置くだけ充電」が可能だ。

私はワイヤレス給電機能を持たせるくらいなら別の性能改善に設計リソースを割り振ってほしかったが、もしもあなたがワイヤレス給電機能に魅力を感じるなら選択肢になるだろう!
最後に
以上、長期的な性能・品質・安全性重視の視点から、2000Whクラスのポータブル電源おすすめ商品を紹介してきた。
2000Whクラスのポータブル電源であれば、ほとんどの家電を長時間動かすことができるのでとても便利だ!
もちろん、近い将来必ず来るであろう大規模災害時にも、心強い相棒になってくれること間違いなしだ!
あなたも本記事を参考にして、失敗のない選択をしていただきだい!
本格的な半オフグリッド生活を目指すなら単相三線式(100/200V)対応のポータブル電源がほしくなるだろう!この場合はこちらの記事が超絶参考になるはずだ!興味のある方はあわせてどうぞ!
ポータブル電源を購入したら、合わせてソーラーパネルも購入したくなるだろう?というか、電気自給生活や災害対策として是非購入すべきだ!2000Whのポータブル電源に合わせるなら、200W×2枚のソーラーパネルを並列で接続するのがおすすめ。こちらの記事も合わせてどうぞ!
コメント