9月に入り、立山黒部アルペンルートが紅葉シーズンで激込みする前に、剱山・立山・奥大日岳辺りのテント泊山行を虎視眈々と計画していた。
だが、2026年は運が悪く狙った3週にわたる2泊3日パターンは全て雨予報・・・。
泣く泣く立山黒部アルペンルートの事前予約チケットは全てキャンセルした。
幸い、最後の計画日は東北北部であれば比較的天気がよさそうだったので、急遽計画を変更し、車中泊を兼ねて北に向かうことにした。
本記事ではその初日、日本二百名山の「神室山(1365m)」の登山の様子を紹介しよう!

移動手段:🚙(ハイエース)
| 山名 | 神室山 |
| 標高 | 1365m |
| 山と高原地図エリア | No8(鳥海山・月山・羽黒山 ) |
| 備考 | 日本二百名山 |
登山・車中泊計画
| 日付 | コース |
|---|---|
| 2026年9月16日(水) | 早朝移動 – 神室山登山口(有屋口) – 有屋口分岐 – 神室山頂上 – 有屋口分岐 → 下山 翌日の鳥海山登山に向けて移動 |
早朝ドライブ
9月16日(水) 天気:☔/☁
神室山は筆者の家からだと前泊するほどの距離ではない。
また、この日は遅い時間ほど天気が回復するとの読みがあったので、登山開始時間を急ぐ必要もない。
ということで、当日早朝ドライブで神室山に向かうことにした。
道中ずっと雨だったが、予想通り山形県の北部に入るとしだいに天気が回復してきた。
登山にしては遅いAM8:00過ぎに神室山登山口駐車場(有屋口)に到着。

ここまでずっと舗装道路であった。
登山口駐車場は2カ所あり、合わせて20台以上はとめることができそうであった。
到着時間が遅いので何人か先行者がいるかと思ったが、結局この日は誰もいなかった。
登山口(有屋口) – 有屋口分岐 – 神室山頂上 – 有屋口分岐 → 下山
サクッと準備を整え8:30分頃登山開始!
東北地方の山深い山だし、先行者がいないとなると熊対策も万全にする必要がある。
しっかりと熊スプレーと大型ナイフ「陸刀」を装備して出発!
熊との距離がある場合は熊よけスプレーが有効だ。最新のおすすめ熊よけスプレーについて興味のある方はこちらの記事も合わせてどうぞ!
接近戦に備えて「陸刀(リクカタナ)」も常備しておきたい!
舗装している車道をさらに15分くらい歩くと登山口に到着。

尚、この登山口でも数台の車を駐車できそうなスペースがあった。
しばし、広い草付きの林道を行く。

ほどなく堰堤が見えた。
先人のリポートによると、普段であればそのままジャブジャブ渡れるようであるが、この日は未明まで雨だったので、少々増水気味でそのまま渡ると浸水必至!

ということで、少し上流に行って、石伝いに徒渉することにした。

このような徒渉では防水性がしっかりしているシリオのレザー登山靴が心強い!
ちなみに、このコースは途中まで延々と沢沿いを歩くので、大小複数の徒渉ポイントがある。
ロープが張っているところもあるが、あまり信用できないと思ったほうが良い。
今回のようにやや増水気味の時は、少しだけ上流に行き自分で徒渉ポイントを探すのがいいだろう。


徒渉ポイントを探すのもなかなかおもしろい!
しばらく進むと、登山道が崩落して消えているところがあった。

ピンテがないので、適当にガレ場をジャリジャリと慎重に進む。
こういうところはさらなる崩壊に直撃する確率を少しでも低くするために、素早く渡り切るべし!

長い沢沿い歩きから解放されると、本日初めて本峰の稜線が見えてきた。

まだ雲が多いが、きっと稜線につく頃にはもっと天気が回復しているはず!
だいぶ歩いた感があるが、ようやく五合目に到着。

五合目をすぎると、ようやく神室山の本峰が見えた。

よく見ると、右の肩の雲間に避難小屋が見える。
さらに進むと、おっ、あの丸い光はついに稜線か?

やはり稜線であった。

稜線につくと一気に視界が開けた。
予想通り、天気も回復してきた!
登山開始時間をいつもより2時間くらい後ろにずらして大正解だった!
ココから稜線の右手側、神室山方面を見ると、鋭鋒のかっこいいピークが見える。

このピークを神室山と見間違える方がいるようであるが、残念ながら神室山はさらにこの後ろだ!
あとで納得したのだが、この鋭鋒ピークは通称レリーフピークというらしい。
少し進んで見えてきた右奥のピークがめざす神室山だ!

なので、神室山にたどり着くには、がんばってこのレリーフピークを越える必要がある!

と言っても、取り付いてみると思いのほかあっさりと登れる!
ピークにつくと、かっこいいレリーフプレートがあった。


なるほど。それでレリーフピークと呼ばれるのだな!
レリーフピークを過ぎると、役内口西ノ又コース分岐がある。
だが、今は通行禁止らしい。

レリーフピークを越えて、神室山本峰に向けてやせた稜線を慎重に進む。

稜線上に一カ所悪い岩場有り。

鉄梯子があったが、変な方向に向いていたので使わない方が良いだろう。
そして、ついに神室山(1365m)に登頂!



いやー、標高からは考えられないほど時間(なんだかんだで3時間以上)がかかった。
頂上から避難小屋はすぐ近くに見えた。

登ってきた稜線とレリーフピーク。

雲の切れ間にはるか遠くの下界も見えた。
尚、中央右にダムの堰堤が見えるが、そこから延々と歩いてきたことになる。


そりゃー長いはずだ!
誰もいない頂上でゆっくり景色を堪能した後、下山開始!
下りも結構長い。
雨上がりなので、岩や石(この山の石はほぼコケが付着していた)や木の根が滑る滑る・・・。
スリップに注意しながら、ようやく二股まで下りてきた。

ここから長い沢沿い歩き&徒渉を繰り返す。
そして、ようやく下山。

行きも帰りも本日は筆者のハイエースだけが鎮座!
下山後のお楽しみ
下山後はクーラーボックスでキンキンに冷やしておいた炭酸飲料を一気に飲み干した。


この瞬間が最高のひと時だ!
登山後の温泉:湯の台温泉 鳥海山荘
翌日は近くの日本百名山「鳥海山」に登る予定なので、この後鳥海山方面に向かった。
移動に思ったよりも時間がかかり、辺りはすっかり暗くなってしまったが、鳥海山のすそ野にある湯の台温泉 鳥海山荘で神室山登山の汗を流すことにした。

入浴料金はなんと520円だった!
ただし、2026年10月から620円に値上げされるらしい。それでも十分良心的だ!
風呂は大きい内風呂と露天風呂がしっかりあった。
宿泊している方もいたようだが、ちょうど夕食時間のためか、風呂は最後まで独占状態であった。

おかげさまでしっかりとストレッチをして翌日の鳥海山登山に備えることができた。なかなか風情のある山荘だったので、宿泊で利用してみるのもアリだろう。(確か日本三百名山一筆書きグレートトラバースで田中陽希氏も連泊で宿泊していた宿だったかと・・・たぶん)。
滝ノ小屋登山口駐車場で車中泊
温泉でさっぱりした後は、本日の宿泊地である鳥海山「滝ノ小屋登山口駐車場」に向かう。
鳥海山荘から夜道をグルグルと20分くらいで到着。
真っ暗でよく見えなかったが、3~4台くらいの先客がすでに駐車していた。
車中泊の様子は続きの記事で・・・
まとめ
神室山は1365mと標高は低いが、なかなか登りごたえのあるいい山であった。
平日とは言え、さすがに日本二百名山の山で筆者一人だけとは思わなかったが・・・。
おかげで神室山を目いっぱい満喫することができた!
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