夏場の車中泊はつらい。
なので、筆者はできるだけ8月の車中泊は避けてきた。
だが、最近の異常気象のおかげで6月~9月の約4カ月間も真夏並みの環境になってきた。
これでは楽しみにしている車中泊登山遠征の期間が短くなってしまうではないか!
ということで、ついに更なる換気対策としてハイエースのリアドアを少しだけ開けて固定するドアストッパーを自作することにした。
本記事では自作のやり方とその効果について紹介しよう!
本記事の結論:
- 自作は安価で超簡単!
- 効果は絶大!
リアドアストッパー自作の経緯
筆者のハイエース(スーパーGL・4型・ナロー)は、両側スライドドア設定にしているので、後部サイドに小窓がない。
なので、リア荷室の居住スペースはどうしても熱がこもり易い。
これまでは2台の扇風機と、運転席・助手席に装着した網戸で何とか寝苦しい夜をしのいできたが、やはり限界がある。
こんな時にリアドアを少しでも開けると一気に空気が入れかわるだろう。
手動で開け閉めしてもいいが、これではらちがあかない。
少しだけ開けた状態で固定できればゆっくり眠ることができるはずだ!
用意した材料

リアドアストッパーの自作にあたり、用意した材料を紹介しよう!
どれもホームセンターやアマゾンで簡単に、安く手に入るものばかりだ。
- アイボルト
- アイナット
- スポンジカバー
- カラビナ
①アイボルト
換気性能重視で隙間を広くして固定したい場合はロングを、防犯や見た目を考えて狭くして固定したい場合はショートタイプを選択するといいだろう!

私はあまり開けすぎるのも見た目がイマイチなので、M10の80mmと比較的ショートタイプを選択した。これでも後で紹介するカラビナ分を合わせると20cm弱くらいのすきまは空く。なので80mmで正しい選択だったと思っている!
②アイナット
①のアイボルトに合うタイプを準備しよう!
筆者の場合は10mmサイズとなる。
③スポンジカバー
なぜスポンジ?と思うかもだが、①のアイボルトの胴部にスポンジを巻きつけておくと、ドアロック解放時に車体とアイボルトの金属胴部が接触するのを防いでくれるのだ!

車を傷モノにしたくない方は必ず胴部にスポンジやゴムなどの非金属材質の素材で保護することをおすすめする!
④カラビナ
①+②と車体側を固定するために使用する。

ホームセンターやネットで様々なサイズが入手できるが、あまりにも輪が小さいと作業性が悪いので、上に紹介したような大き目サイズをGetすることをおすすめする!
作り方
①スポンジの長さをアイボルト長に合わせてカット

筆者は80mm長のアイボルトを選択したので、一般的なスポンジカバーだと長すぎる。
なので、最初にアイボルトの長さに合わせてスポンジをカットした。
「ロングサイズのアイボルトを選択したのでスポンジカバーとピッタリだった」という方はこの工程は省略してよい。
②スポンジをアイボルトに被せる

アイナットを装着する前に①のスポンジカバーをアイボルトに被せる。
③アイナットを装着して加工は完了!


最後にアイナットをねじ込む
アイボルトのネジ山は50mmくらいあるので、付属の6角ボルトの位置を調整すれば更に全長を短くすることもできる。
ココは好みに合わせて調整しよう!
これで加工は完了だ!
数分で自作できる!
それでも自作が面倒な方へ・・・
今回のDIYはとても簡単だと思うが、それでも
- 自作するがめんどくさい
- もっとカッコいいタイプが良い
- お金はたっぷりある
- ・・・・
このような方はもちろん市販の既製品を購入してもいいだろう。
確かにカッコいい鍵付きの製品が商品化されている。
取り付け手順
では、早速ハイエースに取り付けてみよう!
①リアドアロックに装着

まずはリアドアを開けて、ロック部分に輪っかを装着する。
これは輪っかを押し込むとカチッと小気味よい音がしてロックされる!
もちろん、この時点でもう一方の輪っかにカラビナをかけておいても良い。
②リアドアを引き寄せる

車内からリアドアを引き寄せる。
ハイエースは、ある程度引き寄せたら安定する地点があるはずだ!
もちろん、外からリアドアを押して引き寄せてもOK!外からでも作業はできる!
③カラビナで固定


それぞれをカラビナで固定して完成!

80mmのショートサイズでも換気には十分過ぎるくらいの隙間(20cm弱)ができる!
取り外し
取り外しも簡単だ。


ドアロックレバーを車内側から捻るとカチッとロックが外れ、合わせてストッパーも外れる。
この際、ストッパーが車体に落ちるが、スポンジカバーで保護しているので、車体に傷がつくことはない。

なので、スポンジカバーは必ず被せておこう!
実践使用レビュー

この後車中泊登山遠征に出かけてみたが、リアドアストッパーの効果は絶大だった。
わずか20cm弱程度の隙間であるが、ドア全体で考えると面積が大きいのでその分効果が大きいのだ。
運転席・助手席の窓からリアドアまでトンネルのように空気の流れを感じることができる。
これならうまく扇風機も活用しながら夏場の車中泊も何とか乗り切れそうだ!

この時は7月だったが、山間部の林道奥だったので朝方寒すぎてドアを閉めるくらいだった・・・
リアドアストッパーには網戸も必須!
ところで、、、窓やドアを無防備に開けたままにしておくと、当然虫キングの襲来にあう。
ハイエースの運転席・助手席の窓については専用網戸が効果的であることを紹介しているので、気になる方は是非訪問していただきたい。

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もちろんリアドアにも専用網戸が必須だ。
DIY好きの筆者は自作も考えたが、ハイエース専用のリア用網戸は各社から商品化されており、造りもなかなか良さそうなので、購入することにした。
下記の商品を購入して絶賛使用中である。

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強力磁石で簡単に設置・取り外しができるのでとても便利だ!
リアドア網戸の使用レビュー記事は現在工事中:近日公開予定
まとめ
断熱性に優れた高級キャンピングカーでない限り、夏場の車中泊ではできる限りの暑さ対策をしておこう。
ちなみに、筆者のハイエースはDIYで屋根断熱(リアのみ)と窓断熱(リア助手席側)をしている。やり方を詳しく紹介しているので興味がある方はこちらの記事もあわせてどうぞ!
車中泊ライフを楽しむなら快適な方が良いに決まっている。
本記事で紹介したリアドアストッパーは、簡単でコスパにも優れているのですぐにでも導入してみてはいかがだろうか?
車にソーラーパネルとポータブル電源があると遠出や車中泊が断然楽しくなる!難しそうだからとあきらめるのは早い。筆者がだれでも出来るようにわかり易く記事にしているので、興味のある方はあわせてどうぞ!