車内掃除用のハンディクリーナーなら、ネット上にたくさんの商品が溢れている。
車内掃除におすすめの最新ハンディクリーナーはこちらの記事で紹介している。興味のある方は合わせてどうぞ!
だが、どうせ購入するなら室内掃除と兼用できるモデルがいい!
本記事では、車内掃除と室内掃除を兼用できるマキタの充電式クリーナー「CL181FD」について、筆者の実践使用レビューやメリット・デメリットを紹介しよう!
これから充電式クリーナー購入を検討されている方は、是非参考にしていただきたい!
【CL181FD】購入の経緯
筆者は衝動買いをしないタイプなので、購入前にいろんな使用場面を想像して、必要な条件を洗い出した。
主な条件を紹介しよう!
充電式クリーナー購入の主な条件
- 車内掃除と室内掃除が両立できること
- 強力で長続きする吸引力があること
- できれば手持ちのインパクトドライバー用バッテリーパック・充電器を活用したい
①車内掃除と室内掃除が両立できること
いくら車好きと言っても、毎週洗車や車内掃除するってことはない(中にはそういう人もいるかもだが・・・)。
どうせ購入するなら室内でも使って有効に活用したい!
特に階段の掃除は、通常のコード有り掃除機では扱い難いので、コードレスの充電式クリーナーがあればとても便利なはずだ!
この場合、ショートとロングのノズルが付属しているモデルに絞られる。また、動きやすくてワイドなヘッドがセットになっていることも条件となる。
②強力で長続きする吸引力があること
車の掃除がメインなら、小型で安価なハンディークリーナーでも十分間に合う(冒頭のリンク先を参照)。
だが、広い室内や階段の掃除も兼用となると、吸引力が強力でかつ長続きするモデルがほしい。
そもそも小型のハンディクリーナーはゴミ溜めカプセルの容量が小さいので、ゴミがたまってくると吸引力が落ちやすい。超小型タイプは取り回しが便利だが、室内も・・・となると選択肢から外れる。
サイクロン対応の掃除機ならば、遠心力を使ってゴミと空気を分離してくれるので、フィルターの目詰まりが起こり難い。結果として吸引力が長持ちすることが期待できる!
③できれば手持ちのインパクトドライバー用バッテリーパック・充電器を活用したい
筆者は趣味のDIY用に、以下のマキタの電動工具セットを持っている。
- 14.4Vインパクトドライバー「TD162DZ」
- 6Ahのバッテリーパック「BL1460B」 × 2個
- 専用充電器「DC18RF」
できればこの資産を活かしたいと考えていた。
DIY用にインパクトドライバーを持っておくと、作業効率が圧倒的に良くなる。マキタのインパクトドライバーに興味のある方はこちらの記事も合わせてどうぞ!
選択したのはマキタ充電式クリーナー【CL181FD】
商品画像 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
型番 | CL181FD | CL180FD | CL281FD | CL141FD |
使用電圧/V | 18 | 18 | 18 | 14.4 |
サイクロン | ー(後付け可) | ー(後付け可) | 〇 | ー(後付け可) |
定価/円 | 11,700 | 10,500 | 21,200 | 11,500 |
その他 | 14.4V可 | 14.4V可 | 14.4V可 | (18V不可) |
先の3つの条件をすべて満たしたモデルが、マキタの充電式クリーナー「CL181FD」であった。

ちょっと待って。14.4Vのバッテリーパックをもっているなら、クリーナーも14.4V対応の「CL141FD」を選択すべきじゃないの?サイクロン対応なら「CL281FD」も良さそうだけど?

良いところに気がついたな。もちろん王道はそうだろう。
それでも「CL181FD」を選ぶべきメリットがいくつかあるので合わせて解説しておこう!
「CL181FD」のメリット①:14.4Vバッテリーパックが装着できる!
筆者はインパクトドライバーでも、18V対応の「TD172DZ」に14.4Vのバッテリーパックを装着して使ったことがある。
装着は何の問題もなくできた。
使用についても、回転時の音が違う(14.4Vの方が少しマイルド)ことと、インパクトが発生するようなハイパワーで使用している時にパワー不足を感じる程度で、実使用上は全く気にならなかった!

なので、クリーナーについても同じことが言えるだろうと思っていた!もちろん、実際に「CL181FD」にも14.4Vバッテリーパックが装着できる(下写真参照)!

また、それぞれの定価は
- 14.4V対応「CL141FD」:11,500円
- 18V対応「CL181FD」 :11,700円
と大して変わらない。
さらに、「CL141FD」にはマキタブルーがないのもイマイチだ(まあ、ココは人にヨリケリだろう)。

というわけで、筆者は何も迷うことなく「CL181FD」を選択した。多くの14.4Vユーザーも18V対応の「CL181FD」を購入した方が良いと思う!
注意:14.4Vモデルにマキタ純正の18Vバッテリーパックはそのままでは使えない。ひと工夫すれば使えなくはないが、不具合発生要因となるのでおすすめしない!あくまでも18V対応モデルに14.4Vバッテリーパックが装着できるってことだ!この点についてマキタは何もコメントしていないが、装着できるようにしているってことは、マキタも許容しているのだと思われる(たぶん!)
「CL181FD」のメリット②:ボタンスイッチ(ワンタッチスイッチ)
「CL181FD」には、派生モデルとしてトリガスイッチタイプの「CL180FD」もある。
トリガスイッチタイプは、トリガを引いている時だけ電源ONになり、クリーナーが動作するタイプ。無駄なバッテリーの使用が抑えられるメリットがある。
トリガスイッチタイプの方が価格が安いので魅力的に思うかもだが、両方のタイプを使ったことのある筆者から言わせてもらうと、トリガスイッチタイプは以下の点でやめておいた方が良い。
- 意外とトリガのON/OFFが面倒
- そもそもマキタクリーナーは広範囲の掃除が対象。ONキープで使用する場面が圧倒的に多い
- マキタクリーナーのバッテリーは容量が大きく高性能なので、そこまでして節電しなくても不自由しない

よほどの理由がない限り、ボタンスイッチ(ワンタッチスイッチ)タイプを選択することをおすすめする!
「CL181FD」のメリット③:ショートサイクロンアタッチメント後付け
標準でサイクロンタイプのモデルなら「CL281FD」がある。
もちろん、このモデルを選んでも良いのだが、高価格であることに加えて、「CL281FD」はサイクロンのサイズが大きいので取り扱い難そうなイメージを持っていた。
また、私はこまめにゴミ捨てするので、そこまで大きなサイクロンアタッチメントは必要ない。
幸い、「CL181FD」モデルではサイクロンアタッチメントを安価に後付けすることができる。
しかも後付けのアタッチメントにはショートタイプがあるのだ!

これならサイクロン無しの「CL181FD」を購入して、後付けでショートサイクロンアタッチメントを購入した方がいい!
【CL181FD】実践使用レビュー
ではココからは「CL181FD」の実践使用レビューを紹介しよう!
商品開封
本体


ネットでマキタブルーを購入した
運送屋さんから梱包箱を受け取った時にあまりの軽さにびっくりした。
まあ、バッテリーパックがついていないので、当然と言えば当然かもだが。
サイクロンアタッチメント
続いて、ショートサイクロンアタッチメントを追加購入した。



これは狙い通りコンパクトで良い感じだ!

標準サイクロン仕様の「CL281FD」だとこうはいかない!
外観の雰囲気もGOOD!
尚、上の写真のようにサイクロンアタッチメントを装着すると、オリジナルの全長108cm → 114cm(筆者実測による)と約6cmほど長くなる。
身長170cm以上くらいの男性の場合は特に問題ないと思うが、背が低い女性の場合は立位で操作するには長すぎると思う。
全長が長すぎると感じる方への対応

全長が長すぎる場合は、サイクロンアタッチメント用のストレートパイプ320を追加購入して、オリジナルパイプと交換すればオリジナルの全長と同じ長さになる!

背が低い方は、サイクロンアタッチメントと合わせてストレートパイプ320も購入することをおすすめする!価格もリーズナブルだ!
使用レビュー:室内
まずは室内での使用感についてレビューしていこう!
我が家には階段・カーペット・畳部屋があるので、それぞれ試してみた。
階段・畳




ワイドノズルでゴミをグイグイ吸取ってくれる。「CL181FD」は、HIGH/LOWモードがあるが、フローリングの床や畳はLOWで十分。また、このような広範囲の掃除の場合は、ゴミ溜めカプセル内にゴミが溜まり易いので、サイクロンアタッチメントがあると安心だ!
階段のように電気をつけても暗い場所には、LEDライトがいい働きをしている!
ワイドノズルヘッド付け根が球面構造になっているので、形状に合わせて自在に操ることができる!
カーペット

カーペットのゴミもグイグイ吸取ってくれる!動きもスムーズだ!
使用レビュー:車内
次に筆者の愛車ハイエースの車内で使ってみた時の使用感を紹介しよう!
荷室タイルカーペット


筆者のハイエース荷室の床は、DIYでタイルカーペット仕様にしている。

余談であるが、カーペットがあるとないとでは車中泊時の快適性(雰囲気も)が大違いなのだ!
ハイエースのカーペット貼り付け作業に興味のある方はこちらの記事を訪問いただきたい!
室内のフロアカーペット同様、吸引力・動きとも、とてもスムーズ。筆者は以前、車内掃除用に小型タイプのハンディクリーナーを使っていたが、「CL181FD」の方が圧倒的に楽チンだ!
ちなみに、車内掃除の場合はサイクロンアタッチメントがない方が扱いやすい。
車内もそこまでゴミだらけでもないだろう?から、フィルター目詰まりの心配も無用だ!
座席周り




写真のように、ショートノズルとすきまノズルをうまく使い分けると効率よく掃除することができる!ショートノズルでも先端が斜めにカットされているので、とても扱いやすい!
ゴミ捨て
「CL181FD」のゴミ捨てはごく簡単だ。
フィルターまできれいに掃除する時以外は、基本ゴミに一切触ることなく捨てることができる!
ただし、ゴミがホコリメインの場合、軽くて静電気等で自重で落ちてこないことがあるので、刷毛等で払うことはある!これはどの掃除機も同じだろう。
本体カプセル内のゴミ捨て


カプセルを回す前に、軽くたたいておくとゴミが捨てやすくなる!
サイクロンアタッチメント内のゴミ捨て
サイクロンアタッチメントダストケース内のゴミ捨てもワンタッチで完了だ!


本体内のフィルター、サイクロン内のフィルターとも水洗いできるので、汚れが目立ってきたら水洗いでリフレッシュしよう!
【CL181FD】のデメリットは?
実際に「CL181FD」を使ってみて気になる点・デメリットは正直ほとんどないが、あえて挙げるから以下だ。
毛の長いじゅうたんが苦手。もちろん表面のゴミやホコリは問題なく取れるが、じゅうたんの毛に入り込んだ髪の毛をかきだして吸取るのは限界がある。じゅうたんは、モーター付きのパワーブラシ機能がある掃除機(有線)を使うなどして、うまく使い分けるのがいいだろう。
ブラシタイプのノズルが標準で付属してほしかった。場所によってはブラシで履きながら吸引したいときもある。尚、下記のようにオプションで購入できるので、必要に応じて揃えるといいだろう。
【CL181FD】をおすすめする人
あらためて「CL181FD」をおすすめする人をあげてみた。

当てはまる人は早速「CL181FD」を入手してみよう!サイクロンアタッチメントもお忘れなく!
最後に
筆者はマキタのバッテリーパックをインパクトドライバーでずいぶんとハードに使っているが、目立った劣化を感じない。
マキタのバッテリーパックはかなり品質が良い方だと思う※。
※筆者はサラリーマン時代に関連の開発・設計に深くかかわっていたことがあるので業界の動向にそれなりに詳しい!
この品質が良いバッテリーパックを他の製品にも使いまわさないのはもったいない。
マキタのバッテリーパックをお持ちの方は、クリーナー「CL181FD」も合わせて使ってみることをおすすめする!
(もちろん、バッテリーパックを持っていない方は、下記のようなセットで一式購入し、DIY用の電動工具に展開していくのもアリだ!)
DIYで作業するなら作業台を一つ持っておくと便利だし楽しい。最新の作業台に興味のある方はこちらの記事も合わせてどうぞ!
コメント