ソーラーパネルからの配線ケーブルをどうやって部屋に引き込もうか?

ソーラーパネル発電
窓枠からでもケーブルは引き込めそうだ!
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 念願の電気自給生活の第一歩として、100Wソーラーパネルを2枚並列でポータブル電源に充電するシステムを構築した。

 問題はどうやって部屋に配線ケーブルを引き込むかである!

 我家では上階のバルコニーにソーラーパネルを設置したので、バルコニーからどうやって部屋の中に配線ケーブルを引き込むかを考えてみた!

 同じように悩んでいる方は是非参考にしていただければ!

本記事の結論

エアコンのダクト穴がない場合は、壁に専用穴を開けなくても、フラットケーブルを使って窓枠から引き込むのがいいだろう。隙間テープをうまく使えば丸ケーブルのままでも引き込むことはできる!

配線ケーブル引き込み方法

 一般的にDIYレベルで屋外から部屋に配線ケーブルを引き込む方法は下記になるだろう

  1. エアコンのダクト穴にねじ込ませる
  2. 壁に専用の穴を開ける(ホールソーと電動ドライバーが必要)
  3. 窓の隙間から入れる

①エアコンダクト

 これが一番理想的なのだが、残念ながら我が家(2022年に中古で購入した)は、バルコニーに面した部屋にエアコンのダクト穴はあいていなかった。

 なので却下。

②壁に穴を開ける

 これはチョット迷った。

 実は以前、1Fの居間にエアコン設置を専門業者にお願いしたのだが、今後のために業者の動きをじっくり観察させてもらったことがある。

 この際に内壁とサイディングの外壁にダクト用の穴を貫通させていったのだが、いとも簡単にホールソーで穴をくりぬいていたのを見たのである。

 電動ドリルドライバーは持っていないが、電動インパクトドライバーはもっているので、先端をホールソータイプに交換すれば自分でもできると確信していた。

筋肉おやじ
筋肉おやじ

だが、いざとなるとさすがに家の壁に穴をあけるのはチョット勇気がいるものだ。。。なので、③の窓枠の隙間から入れる方法がダメなら②を考えることにした。

③窓枠の隙間

 これなら誰でもできるだろう。

ということで、まずは誰でも考え付きそうな③で進めることにした。

窓枠の隙間から配線ケーブルを引き込む

 早速配線処理に取り掛かった。

この方法の欠点

 この方法の最大かつ唯一の欠点は窓が完全に閉まらないということである。

 まずはどれくらい隙間があきそうか確認してみた。

通常の丸ケーブルを使うとこれくらいの隙間ができる

 当然配線ケーブルの直径6㎜分の隙間ができる。気にならないかと思いきや、このままだと風が強い日はヒューヒューと音がうるさいし、雨や雪も入ってきそうだ。

 夏なら蚊や虫も入ってくるかもしれない。

隙間対策(暫定)

 なので、とりあえず、よくある隙間テープで埋めてみることにした。

隙間テープ。まずは失敗してもダメージが少ないように安いやつで。。。
隙間テープ。まずは失敗してもダメージが少ないように安いタイプで試してみた
両面テープなのでこのように位置を合わせながら離型紙を引っ張ってはがしていく
両面テープ仕様なのでこのように位置を合わせながら剥離紙を引っ張って剝がしていくときれいに貼れる
貼り終えた
貼り終えた状態

 隙間テープは10㎜以上の幅があれば足りるが、窓枠にしっかり貼り付けられるように幅広の30㎜を選択した。

ケーブルの隙間ギリギリまで貼ったので隙間はピッタリ埋まった
ポータブル電源
こんな感じ。思ったより悪くない!

 貼ってみたら意外にもきっちりと隙間が埋まっており、見た目にもそんなに悪くない。

 日中しか使わないので、これなら全然アリだ!

 尚、天気が悪い日や夜等、ケーブルを挟まないときはというと、、、隙間テープは幸いスポンジ製で縮むので、きちんと窓のカギも閉まるし、防犯上の問題はない。

 ただし、あまりスポンジ部分を窓枠から出し過ぎて貼り付けると、かなり強い力で窓を閉めつけながらカギをかけることになるので要注意だ。

フラットケーブルという選択(恒久対策)

 私はもともと持っている従来のラウンド形状のケーブルを使いたかったので、これをどうにかして使う前提で考えていったが、実は世の中にはフラットケーブルという便利な商品がある。

 窓枠に挟まる部分だけこれを使うと、配線ケーブル使用中でもきちんと施錠することができるので、安心して外出することもできる。

 一般的にはこれが一番の解決策(恒久対策)になるだろう!

 便利な世の中だ!

筋肉おやじ
筋肉おやじ

ただし、このフラットケーブルは窓のタイプによっては配線ケーブルに力がかかり過ぎて、断線の懸念が残る。なので、紹介した隙間テープをうまく使って力がかかり過ぎないように調整することをおすすめする!

配線ケーブル端の処理

 ところで、今回私が採用した配線方式だとポータブル電源を使わないときは、ソーラーパネル充電ケーブルLMC4-XT60i側の端子は野ざらしになってしまう。

 これはよくないので、端を防水Boxに格納することにした。

サイズが大きすぎるが、余っていた防水Boxを有効活用することにした
家に余っていた防水Boxを有効活用することにしたので、サイズが全然あってないが・・・
こんな感じで端子を入れる。サイズがあっていないが、、、
こんな感じで端子を入れる
蓋を閉じた状態
蓋を閉じた状態
コード差し込み口はしっかり防水仕様になっているので安心だ
コード差し込み口はしっかり防水仕様になっているので安心だ
ふだんはこんな感じで放置していても問題ない

 防水Boxは屋外でコンセント接続する際に、突然の雨にも対応できる安心で非常に便利な商品である。

 私は他のDIY用途で余っていたものを使用した(AC電源タップも入るやつ)ので少々サイズが合っていなくて不格好だが、新規で購入するなら下記がスマートでいいだろう。

最後に

 最初はいろいろ妄想していたが、結局窓枠からの引き込みでなんとかなった。

 ただ、我が家のソーラーパネルは上階に設置しているので必ずしも人がいなくても問題ないが、1Fに直接引き込む場合は、フラットケーブルを使うのがいいだろう。

 この際、断線対策として、隙間テープを緩衝材として組み合わせて使用した方がベターだと思う。

 隙間テープは安価だし、へたってきたら躊躇なくとりかえればいいので気が楽だ。

 同じような施工を考えている方は是非参考にしていただければ!

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