我が家は南側と西側が長いフェンスで囲われている。
南側のフェンスに1年ほど前から「モッコウバラ」を絡ませているのだが、このモッコウバラの花が2024年5月頃までにほぼ咲き終わったので、花後の剪定を兼ねて切った枝を、挿し木にして育てていた。
そして2024年9月の連休中に、ようやく西側のフェンス際に地植えした。
本記事では、挿し木を育て始めてから地植えするまで一連の流れを紹介する。
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モッコウバラ2株モッコウバラについて
まずモッコウバラを植えた経緯を紹介しよう。
モッコウバラ購入の経緯
我家の敷地は比較的広い方で、南側と西側のフェンスはそれぞれ12m程度の長さがある。
2022年に築20年ほどの中古で購入したので、それなりにフェンスも傷んでいた。
このままだとなんとも少々味気ない。
たまたま通った近所の家のフェンス沿いに、5月頃見事な花を咲かせている家があり、何の花か調べて見ると「モッコウバラ」だった。
私はもともと花には全く興味がない男なのだが、かみさんが大いに興味を示していた!
ということで、2023年秋口に「モッコウバラ」を1本購入し、試しに南側のフェンス沿いに植えてみることにした。
モッコウバラの驚異的な成長
2023年10月に植えてから約7カ月後の2024年5月、購入時は60cm程度の苗木だったが、左右幅約3mまでつるを伸ばし、それはそれは見事な花を咲かせてくれた!
モッコウバラを挿し木で増やす
いくら成長が早いとはいえ、我が家のフェンスを完全にカバーするには5年以上かかりそうだ。
また、1本の個体から20m以上も伸びるかどうかも怪しい。
おそらく途中で成長の限界に到達するだろうから、できればフェンスの中間や西側にも植えて、個体を分散させた方が効率的だし、種の保存としても安心だろう。
ということで、挿し木でモッコウバラを増やしてみようと考えたわけだ!
モッコウバラを挿し木で増やす手順をまとめると以下になる。
モッコウバラを挿し木で増やす手順
- 花後に挿し木用枝の採取
- 枝の切り口を斜めにカットし、水に半日以上浸漬させる
- 鹿沼土に枝を挿して発根を促す
- 約1か月後発根有無を確認
- ④でしっかり発根した枝を取り出し、培養土に植え替える
①挿し木用枝の採取
まずは挿し木の採取だ。
花が咲き終わった2024年6月に、剪定を兼ねて枝を整理したので、その中から比較的しっかりした枝(硬い枝)を挿し木用として利用することにした。
どのくらいの発根率が見当もつかなかったので、とりあえず10本程度の枝を準備した。
②枝の切り口を斜めにカットした後に水に浸漬させる
挿し木する枝の切り口を、斜めにカットしておく。
切り口の表面積を大きくして、水を吸い上げやすくするためだ。
処理後の枝を水を入れた容器に約半日ほど浸漬させておく。
③鹿沼土に枝を挿して発根を促す
挿し木の用土として鹿沼土を準備し、適当な容器にあらかじめ入れておく。
前日から浸漬中の枝を取り出し、枝に負担がかからないように、枝についている葉っぱを全体の2/3くらい切り取って、鹿沼土に差し込む。
ココまで終わったら、約2か月間明るい日陰に放置しておいた。
鹿沼土が乾いてしまうと根が出てこないので、必ず毎日水をやるようにしよう!これは超重要だ!
④約1か月後発根有無を確認
約1か月後の2024年8月、期待と不安でワクワクしながら枝を引き抜いてみた。
写真のように(ちょっとピントが根に合っていないが)、10本の挿し木の中でしっかりの発根している枝が1本、わずかに発根している枝が2本、その他は全く発根していなかった。
それにしても、ただ枝を土に挿して水を与えていただけなのに、ココまで発根するとはすごい生命力だ!
⑤培養土に植え替える
発根が確認された3本を取り出し、市販の培養土に植え替えた。
そして、日当たりの良い場所に置いた。
ココからは土が乾いたら水を与えるようにした。
だが、薄々想定はしていたが、しっかり発根していた枝(写真の白い鉢)以外は急速に葉が枯れ始めたので、途中で管理をやめ、丈夫な一本に絞って2か月間管理した。
9月ようやく地植え
9月中旬になったので、そろそろ地植えしてもいい季節になってきた。
鉢の下からうっすらと根が巻いているのが見えてきたので、そろそろ地植えしてもよさそうだ。
ということで、9月の連休中に地植えしてみることにした。
地植えする場所の整備
今回地植えする場所は西側のフェンス沿いである。
地植えする場所に、直径50cm程度、深さ30cm程度の穴をあけ、そこに25ℓの培養土と少量の腐葉土を混ぜ込んで下準備をしておいた。
まだ小さくて心もとないが、南側に植えたモッコウバラの驚異的な成長を見ているので、おそらく来年の夏くらいまでには写真のフェンスを2メートルくらいはかるくカバーされると期待!
最後に
当初の予定では2本くらい発根させて、フェンスの西側と南側の中間の角地にも植え付けるつもりだったが、一本だけになってしまった。
だが、この一本はしっかりと育ってくれたので、きっと数年後には西側のフェンスを全面カバーしてくれるに違いない!
モッコウバラは花の密度が非常に濃く、花季にはとても豪華に見えるので、自宅にフェンスがある方はおすすめである。
花に全く興味がなかった私が見てもうなるほどの豪華絢爛だ!
また、早くフェンス全面をカバーしたい場合は、本記事で紹介したように、挿し木で簡単に増やせるので、合わせてチャレンジしてみるのもいいだろう!
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モッコウバラ2株
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