2025年、いよいよ登山フィールドのみならず、日常生活の中でも熊との遭遇が現実的なものになってきた。
一刻も早く対策したいと考えている方も多いはずだ!
2024年まではネット通販で熊対策として入手できる「熊スプレー」は、限られたメーカーの限られた商品しかなかった。
幸か不幸か、、、2025年後半になって複数のメーカーが新たに参入してきたこともあり、選択の自由度がガゼン広くなってきた。
そこで、本記事では日常生活や登山におすすめの最新の「熊スプレー」を紹介してみた。
「熊スプレー」の購入を検討している方は是非参考にしていただきたい!
【熊スプレー】について
筆者は以前から熊対策として有効な「熊スプレー」のおすすめ商品紹介記事を書いてきたが、この時はあえて「ヒグマ用」と「ツキノワグマ用」に分けて紹介してきた。
ヒグマ用のスプレーをツキノワグマに使うと、ツキノワグマへのダメージがあまりにも大きくなるという配慮からだった!
だが、2025年になって、
「本来ツキノワグマはとても臆病で、めったに人を襲わない」
というこれまでの常識は、完全に幻想であったことが明らかになった。※①
※①筆者は専門家ではないので専門家に言わせると違うというのかもしれないが、現状の状況を鑑みると、そう思わざるを得ないはずだ!
そこで本記事では、ヒグマ・ツキノワグマを分けずに最新のおすすめ商品を紹介することにした。

とにもかくにも安心・安全を第一に考える方は、本州のツキノワグマ対策でも積極的に「ヒグマ対応」の超強力タイプを入手していただきたい!
【熊スプレー】の成分
「熊スプレー」は、唐辛子の成分(カプサイシン)を含んだ強力な刺激スプレーで、人(護身用)に使われている催涙スプレー(こちらもカプサイシンが使われていることが多い)よりもはるかに強力な成分になっている。
また、「熊スプレー」をさらに細かく分類すると、媒体によって「油性タイプ」と「水性タイプ」に分類されるが、現在の主流は水性タイプとなっている。
理由は
等があげられる。

以前は「油性=強力タイプ」というイメージだったし、今でもそういう解説が一部みられる。だが、実際には有効成分濃度・噴射距離・噴射時間・内容量等の方がずっと重要である!
最新のおすすめ【熊スプレー】4選+2
では早速おすすめの商品を紹介していこう!
| 商品画像 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ||
| 商品 | UDAP Pepper Power | SABRE Bear Attack | 熊一目散 | Tregar Products | 野鍛冶屋 熊撃退スプレー | Lilima BEAR |
| 対象 | ヒグマ・ツキノワグマ | ヒグマ・ツキノワグマ | ヒグマ・ツキノワグマ | ツキノワグマ | ヒグマ・ツキノワグマ | ヒグマ・ツキノワグマ |
| おすすめ度 | おすすめ🥇 | おすすめ🥈 | おすすめ🥉 | 登山用 おすすめ🥇 | ||
| 容量/ⅿℓ | 234 | – | 280 | 60 | 270 | 220 |
| 重量/g | 225 | 300 | 275 | 70 | 290 | – |
| 高さ/cm | 21.8 | 21.5 | 20.5 | 13.3 | 24 | 24 |
| 噴射距離(公称)/m | 9 | 8 | 10 | 5 | 9 | 7 |
| 価格/円 | 9,200 | 17,600 | 9,900 | 5,980 | 8,993 | 9,000 |
| その他 | EPA認証 | EPA認証 | 日本製 | 日本製 | EPA認証 | 直射→噴霧 |
【UDAP/Pepper Power】 おすすめ🥇
「Pepper Power」がおすすめNo.1である理由
「Pepper Power」は、実際にグリズリーに襲われた人が開発に携わっているそうだ(メーカー紹介文翻訳より)
EPA認証かつアメリカ森林警備隊採用も採用しており、信頼と実績は間違いない。
ホルスターも付属しているので、携帯して持ち運ぶにも便利。

UDAPの「Pepper Power」は、最近の熊スプレーブーム前から長年の経験と実績に裏付けられた確かな商品だ。いざという時に確実に使えるという安心感は何もにもかえがたい。まさに本記事おすすめNo.1にふさわしい一品と言っていいだろう!
【SABRE/Bear Attack】 おすすめ🥈
「SABRE/Bear Attack」がおすすめNo.2である理由
ただし、他商品に比べて価格が高いのがデメリット
「Pepper Power」と同じく、世界各国の機関で採用されている。
日本でも警察をはじめ、自衛隊、自治体、教育機関で採用実績がある。
もちろん、EPA認証商品だ!

信頼と実績は「Pepper Power」に引けを取らない商品。特に日本では早くから使用されており、実績はお墨付きだ。価格がお高いのが難点だが、いざという時にお金にかえることはできないはず!
【熊一目散】 おすすめNo.🥉

Yahooショッピングが検索できない方はこちらへ
「熊一目散」がおすすめNo.3である理由
徳島県の動物医薬品メーカー(バイオ科学)と大学教授が共同開発して特許出願中の待望のメイドインジャパン新商品だ。
スプレーノズルはどんな時でもとっさに対応できるユニバーサルデザイン形状を採用。
誤射防止にシンプルなキャップを採用しているので、いざという時でも焦ることなく操作できるはずだ!
EPA認証商品ではないが、EPAガイドラインに準拠して設計されているので安心できる。

まだ実績が少ないのが唯一の懸念点だが、信頼のメイドインジャパンということで心配は無用であろう。個人的にはおすすめNo.1に押したい一品!
【Tregar Products 】 登山用おすすめ🥇
「Tregar Products」が登山用おすすめNo.1である理由
ヒグマ対応ではない
「Tregar Products」は、もともと防犯・護身用の催涙スプレーを販売していたメーカーである。
本商品は高さ13.3㎝のコンパクトサイズのまま熊用有効成分を配合して開発されたと思われる。
日本で製造されている(メーカー説明文による)ため購入時と生産日が近く、入手時の使用期限に当たりはずれが少ないというメリットがある!

ヒグマ対応ではないとはいえ、コンパクトながら60秒も噴射が持続するのはとても心強い。本州以南を登山する方にはイチオシの商品だ!
【野鍛冶屋 熊撃退スプレー】
「野鍛冶屋 熊撃退スプレー」の特徴

登山には向いていないが、平地で携帯するなら選択するのもアリだろう。
【Lilima BEAR】
「Lilima BEAR」の特徴
デザイン性の高い防犯・護身用グッズで人気のLilimaが、ついに待望の「熊スプレー」を商品化。
商品画像を見てお分かりの通り、「熊スプレー」も期待を裏切らないデザインに仕上がっている!
最大の特徴は、通常の「熊スプレー」に比べて、直射集中タイプで約30秒間もの持続力があるところだ。

「熊スプレー」の外観はその性質からどの商品も威圧的だが、「Lilima」はちょっとオシャレ。見た目もこだわる方にはおすすめだ!ただし、EPA認証商品ではなく、実績はまだ少ない。
【熊スプレー】持ち運び時の注意点
「熊スプレー」等の高圧ガス/可燃性ガスを飛行機(旅客機)で輸送することはできない(もちろん手荷物預かりの場合でも)。JRも2025年4月から可燃性液体や高圧ガス、火薬類、毒物、農薬などの危険物の持ち込み規制を強化しており、NGと認識しておこう。船やフェリーも同様だ。(熊除けスプレーの場合は一部グレーな部分もあるので、念のため各社に確認してみても良いが、確認した時点でNGと言われるのがオチだろう!)。
知ってか知らずか?登山者が新幹線内で誤噴出させてしまい、警察沙汰のニュースになった事例もある。
マイカーか運送会社に陸送してもらう、もしくは北海道の場合は現地でレンタル(モンベルショップなど)するなどの対応が必要になる。
まとめ
できれば「熊スプレー」等使いたくない。
だが、いくら大声や熊鈴で人間の存在をアピールしても、威嚇や捕食目的で積極的に近寄ってくる熊がいるのも事実(2023年に発生した「北海道大千軒岳(1072m)の大学生死亡事故」がその一例だ)。
5メートル以上の距離を保った状態で攻撃できる「熊スプレー」は、
非力な人間が考えた知恵の結晶
ともいえる。
「熊スプレー」は、熊と対等以上に戦うことができる大きな安心感を与えてくれるだろう。
だが、天候や風向き、極度の緊張状態によっては有効に使うことができないのは留意しておきたい。

一般に「熊スプレー」は最後の砦、命綱といわれているが、私は最後の砦やはり原始的なナイフだと思っている(少し前までは己の正拳突きだと信じてきた。だが今は考えを改めた)。
不幸にして「熊スプレー」を使い切った後は、己の力・能力をフル活用して戦うしかない!
さすがに素手では難しいので、こと登山では信頼のおけるナイフも合わせて持っておくことをおすすめする!
筆者が最近のマイナー山域登山で愛用している「陸刀(リクカタナ」は心強い相棒だ。興味がある方はこちらの記事も合わせてどうぞ!
にほんブログ村








