はじめに
ここ数年続いている天候不順の影響で、スーパーで売られている野菜の値段が実に不安定だ。
気球温暖化に歯止めがかかる気配すらないので、おそらく今後もこの状況がずっと続くだろう。
そんな状況に少しでも抵抗するために、家庭菜園を始めてみてはいかかだろうか?
損得もそうだが、家庭菜園は野菜を育てる過程そのものも実におもしろいのだ!
本記事では家庭菜園の3つの主な始め方について、筆者の経験も交えながら紹介しよう。
本記事で得られる情報:
家庭菜園の主な3つの始め方
- 「自宅の庭」で始める
- 「コンテナ(プランター)」で始める
- 「レンタル農園」で畑を借りて始める
①「自宅の庭」で始める
家庭菜園の王道と言えば、コレだ。
小さくても庭がある戸建て住宅のご家庭であれば、庭の一角に家庭菜園スペースを作ってみることをおすすめする。
筆者も荒れた庭をDIYで家庭菜園スペースに替え、今では自宅で食べる野菜の3割くらいは自給できている。


「自宅の庭」のメリット
筆者は長く賃貸住宅に暮らしていたので、やむなくずっとコンテナで野菜を育てていたのだが、やはり地植えとコンテナでは野菜の生育が全く違う。
地植えの方が圧倒的に大きく育つし、味も濃い。
とにかく根張りの大きさが倍くらい違うのだ!
家族は野菜作りには非協力的だが、、、食べる方は協力的だしとても好評だ!
小さくても自宅に庭がある方は、是非地植えで家庭菜園にチャレンジしていただきたい!
筆者がDIYで一から庭を改造していった経緯に興味がある方はこちらの記事も合わせてどうぞ(Vol.①~Vol.⑧までのシリーズものになっている)!
②「コンテナ(プランター)」で始める
戸建て住宅でも庭がなかったり、賃貸住宅(アパート)の場合はコンテナで始めると良い。
コンテナであればチョットしたスペースやベランダを活用して育てることだってできる。
①で紹介したように、地植えには勝てないが、コンテナでも様々な野菜を育てることができる。
筆者も賃貸住宅時代に、
トマト・人参・キュウリ・ショウガ・ニンニク・ブロッコリー・ほうれん草・レタス・スティックセニョール・ナス・ピーマン・とうがらし・ほうれん草・小松菜・春菊・芽キャベツ・・・
など、様々な野菜を育ててきた。
庭に畑がある今でも、イチゴとショウガはコンテナで育てている。


イチゴは2023年にホームセンターで苗を3株ほど購入し、翌年それぞれの株から伸びたランナーをポットで株分けし、厳選した21株をコンテナに植えて2025年の大収穫につながった。
2025年も収穫後は再びランナーからポットで株を採取する予定である。

今シーズンの実験結果から、子株よりも孫・ひ孫株の方が実成が良いことがわかった!
「コンテナ」のメリット
何と言っても手軽にできる点であろう。
クワや大型のスコップを使って汗をかきながらせっせと畑を耕す必要もない。
また、スペースが限られているので、水やりなど管理も行き届きやすい。
虫も付きにくい。
ベランダでもできるので、小さなお子様と一緒に育てるのも楽しいだろう。
③「レンタル農園」で畑を借りて始める
都市部では庭もコンテナもなかなか難しいかもしれない。
そんな都市部近郊で人気なのが、「レンタル農園」だ。
レンタル農園にもいつくか種類がある。
レンタル農園のメリット・特徴
市民農園
あくまでも畑をポン貸ししてくれるだけなので、農作業道具の準備やある程度の知識が必要。
最低でも一年以上は継続する意思と覚悟を持った人向けである。
ただし、レンタル料金は一番安い。
貸し農園
必要な農作業道具、土もそろっているので、手ぶらで始めることができるし、手ぶらで農園に来ることもできる。
また、農園によってはプロのアドバイザーが在籍しており、わからないことをサポートしてくれたり、定期的に実演付きの講習会を開催してくれるところもある。
初心者が畑を始めるには貸し農園から入るのもアリだろう。
貸し農園【シェア畑】についての紹介

「シェア畑」の特徴
- 道具は全て完備(手ぶらで通える)
- サポート体制が充実(菜園アドバイザーが週4回以上勤務)
- 好きな時間・ペースで通える(栽培代行サービスも)
- 無農薬なので安心
- 季節のイベントも充実
「シェア畑」の展開エリア

お申込みの流れ
- オンライン説明会の申し込み
- オンライン説明会への参加
- 現地見学会
- 契約

まずはオンライン説明会の申し込みから始めよう!
体験農園
体験農園は収穫体験がメイン。
収穫の喜びを感じることができるが、農作業含めた畑の管理は管理者が行うので、自分で育てたという家庭菜園特有の実感は得られにくいだろう。
家庭菜園のおもしろさって何?

家庭菜園はいったい何がおもしろいのか?
筆者が考えるおもしろさを以下にあげてみた。
しかるべき時期が来ると野菜の成長は目覚ましいものがある。キュウリなんかは一晩で何十センチも成長する。イチゴも急に真っ赤に食べ頃になる。見ているだけでおもしろいではないか!
筆者はガチ理系の人間なので特にそう感じるのかもしれないが、毎年いろいろ考えて試してみると、野菜は忠実に反応してくれるのもおもしろい。もちろん失敗して意図しない反応をすることもある。まるで化学の実験みたいにおもしろいではないか!あれっ?
なぜおもしろいか?についての回答からは少々離れるかもだが、経済的であることも実に心地よい。例えば本記事表紙の写真はタマネギであるが、100円で購入した種から育てた。上の写真のニンニクは498円の種ニンニクから。文中で紹介したイチゴだって、今年に限って言えば苗はゼロ円である(土と肥料は少々購入した)。筆者の労働力がタダというのもあるが、とにかく家庭菜園は経済的なのだ(自分の庭でつくる場合は特に)!
まとめ
3つの家庭菜園のスタイルを紹介してきたが、どのスタイルもそれぞれに魅力がある。
太陽の光を浴びながら土をいじっていると、何とも言えない落ち着きやストレスフリーな感覚を感じるのは筆者だけではないだろう?
あなたも自分に合ったスタイルで、早速家庭菜園をはじめてみてはいかがだろうか?