「三本松駐車場」で車中泊!裏男体林道から【女峰山(2483m)】と 【太郎山(2368m)】登山!

山行記録
残念ながら景色は真っ白。でも気になっていた女峰山と太郎山をセットで登ることができた!
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 日光三山のうち、男体山は以前登ったことがあるが、女峰山と太郎山は未踏だったので、梅雨に入る前にまとめて登ってみることにした。

筋肉おやじ
筋肉おやじ

と言いつつ目論見がはずれて、途中から雨の中の過酷な登山となってしまったが、、、

 移動手段:🚙(ハイエース)

引用:山と渓谷オンライン
山名女峰山太郎山
標高2483m2368m
山と高原地図エリアNo13(日光)No13(日光)
備考日本二百名山日本三百名山

登山計画

 地図を見るとお分かりのように、女峰山と太郎山は裏男体林道・志津林道経由でつながっている。

 とはいえ、結構な距離がある。

 なので、今回は初日に志津林道から富士見峠経由で時計回りに女峰山に登り志津小屋で一泊、二日目に太郎山を登る計画とした。

日付コース
2024年6月9日(日)梵字飯場‐志津峠‐馬立分岐‐富士見峠‐帝釈山‐女峰山‐唐沢小屋‐馬立分岐‐志津峠‐志津小屋(泊)
2024年6月10日(月)志津小屋‐工事専用道路出合‐太郎山‐梵字飯場

1日目:梵字飯場 – 女峰山 ‐ 志津小屋(泊)

 6月9日(日) 天気:☁/☔

 前日の夜に車で移動して日光入り。

 戦場ヶ原近くの三本松茶屋の駐車場で車中泊。

広い三本松駐車場で車中泊。もちろんトイレもあるし広くて静か。ほかにも数台車中泊している車がいた
筋肉おやじ
筋肉おやじ

もともとは4時頃に夜明けとともに目が覚める予定だったが、あまりに車中泊が快適過ぎて寝過ごしてしまい、、、結局三本松駐車場を後にしたのは6時前になってしまった。恐るべしハイエース車中泊仕様!

 素早く登山口である梵字飯場跡に移動。すでに5台くらい先行者の車があった。

 さっさと身支度を整えて、ここからいよいよ長い長い林道歩きがはじまった。。。

明日登る太郎山(2368m)を見ながら裏男体林道を進む。
1.5時間ほどで志津乗越に到着。以前ココから男体山に登ったが、今回はさらに志津林道を富士見峠まで進む
志津林道ゲート
志津林道から見た男体山(2484m)。表から見る尖がったイメージとは違い、頂上稜線は細長い
ようやく正面に本日のターゲット女峰山(2483m)が見えてきた。アルペン的でなかなかかっこいい。稜線が切り立ってゴツゴツしている。早く登りたい!
出発から3.5時間の林道歩きでようやく富士見峠に到着。とにかく単調で長かった。これなら、むしろ大真名子山、子真名子山を素直に越えた方がよかったかも?ここから帝釈山に向かう!
帝釈山の山頂直下ではまだコース上に雪が残っていた。
帝釈山(2455m)に到着。このあたりから空一面真っ白になってきた。。。もう少し天気がもってほしかった!
帝釈山から女峰山に向かう。林道で見てきたカッコいい稜線を進む。途中鎖場もあり、なかなか高度感がある
女峰山への最後の急登
女峰山(2483m)に登頂
残念ながら真っ白・・・30分ほど昼食を兼ねて粘ったが、晴れることはなかった。。。
下山途中にある唐沢避難小屋。ココに泊まることも考えたが、まだ時間が早いので、予定通り志津小屋までいくことにした。
水場。水量たっぷり。今夜と明日の分の水3リットルほどを補給。登山は水さえあれば安心だ!

 この後、とうとう雨が降りはじめ、上下レインウエアを着こんで、再び長い志津林道歩きを経て、志津小屋へと向かった。

志津小屋で一泊

 15時過ぎにようやく本日の宿泊地、志津小屋に到着。

 いや、林道の長いこと!

志津小屋。立派なログハウス風の建物だ。二荒山神社がしっかり管理しているそうなので、きれい
1階に4区画、2階にもスペースがあった。早速一区画に寝床を準備。日曜日だし、天気も悪いので、結局この日は一人で志津小屋独占使用だった。
今回初使用のジェットボイルマイクロモ。なるほどこれは使い勝手が良い!
定番の棒ラーメンもあっというまに完成!このほか、ささみパック、ソーセージ等、私定番のたんぱく源を食して大満足!

 ところで、この志津小屋は水もなければトイレもない。

 水は女峰山下りの水場でたっぷり3ℓ補給したので問題ないが、問題はトイレである。

 昔は「大」でもその辺で、、、ということも許されたかもだが、マナーや環境意識の変化とともに、最近の私は携帯トイレを必ず持参しているので心配無用だ!

愛用している携帯トレイ「ポイレ」。ポケットティッシュと比較してみた。極小であることがわかるだろう。
この中に凝固剤含め一回分のすべてが入っている

 降りやまぬ雨の音を聞きながら日が暮れた19時前、そうそうにシュラフに潜り込んで眠りについた。

 夜中に目が覚めたので、気晴らしに真っ暗な外の様子を見に行ったら、ヘッドライトに驚いたのか、シカが数匹飛び跳ねて逃げていった。

筋肉おやじ
筋肉おやじ

 最近の登山ではシカを見ることがとても多い。明らかに頭数が増えていると思う。シカは高山植物を食い荒らすので、何とかならないものか…。まあ、大元の原因は人間の経済活動なのだが。。。

2日目:志津小屋 – 太郎山 -梵字飯場

 6月10日(月)天気:☔

 朝4時前に起床。

 今日は太郎山に登るだけなので、ゆっくりと支度をして5時頃に志津小屋を出た。

 途中までは昨日登ってきた裏男体林道を下り、湯殿橋付近から太郎山方面の林道に右折する。

太郎山分岐。ここから太郎山方面の林道を20分ほどさらに進む
太郎山方面の林道歩き。雨で頂上からの景色は期待できないが、予定通り登ることを決意!
太郎山登山口に到着。ここから急登が始まる
難所と言われる新薙。足場が崩れやすいので、慣れていない方は注意した方がいいだろう
通称花がない「お花畑」。ここまでくればあと一登りだ!ところで、この標識、、、誰かが踊っているようにも見える???PPAP?
太郎山(2368m)登頂。急登と聞いていたが、急登ばかりではなく、途中でトラバースもあったので、比較的登り易かった
こっちも30分以上粘ったが、太郎山からの展望も無し。一瞬のガスの晴れ間を狙ったが、この写真程度。。。登りは良かったのだが、この後の下山時は雨で木の根や岩がつるつるで滑りやすく、結構大変だった。。。
12時前に梵字駐車場に到着。月曜日だし、雨なので、私のハイエース以外一台もいない。男体山含めて本日は誰も登りに行っていないのだろう

 久しぶりに雨の中の登山となったが、良いトレーニングだと気持ちを切り替えて登っていたので、私としては目的が達成されて満足だった。

筋肉おやじ
筋肉おやじ

ただし、雨天の急な下り道は粘土質の土、岩、木の根が非常に滑りやすく、慣れていない人は絶対にやめておいた方がいいだろう。私は腕力が強いので、両手をうまく使って木の根や岩を掴みながら一度も転ぶことなく下りることができたが。今回ストックは持っていったが一度も使わなかった。こういう日は逆にストックを使わない方がいいと思う。

最後に

 これで日光三山(男体山、女峰山、太郎山)を全て登ることができた。

 残念ながら雨とガスで景色はさっぱりだったが、次回は確実に天気が良い日を狙って登りたいと思う。

 志津小屋は、この周辺の山に登るにしては微妙な位置にあるので、そもそも宿泊で利用する人がほとんどいないのでは?と思うが、今回私が使ったルート(女峰山と太郎山のセット)だと、ちょうどいい位置にあると言える。

 ところで、私は志津林道を使って女峰山に登ったが、途中でその単調さにヘキヘキしてしまった。

 少しアップダウンが大変かもしれないが、素直に大真名子・子真名子経由で登った方が絶対良いだろう。

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