9月も下旬となりさすがに残暑も収まってきたので、車中泊を兼ねて日本三百名山でもある浅草岳(1585m)と日本百名山の越後駒ケ岳(2003m)をソロで登山してきた。
本記事では浅草岳登山の様子を紹介しよう!
浅草岳へはいくつかのコースがあるが、今回は福島県側の田子倉只見沢登山口からの往復を選択した。

移動手段:🚙(ハイエース)
山名 | 浅草岳 |
標高 | 1585m |
山と高原地図エリア | No15(越後三山) |
備考 | 日本三百名山 |
登山計画
冒頭で紹介したように、今回の登山は日本百名山の越後駒ケ岳と抱き合わせて登る計画としているので、どっちかというと、越後駒ケ岳がメインである。
だが、初日に越後駒ケ岳を登る計画にすると、特にこの時期は相当早い時間に登山口の枝折峠に到着しないと駐車スペースの確保が危うそうだ。
9月下旬のこの時期は、枝折峠付近から滝雲が見られるということで、登山客だけではなくカメラマンも大勢押し寄せるとのこと!枝折峠は駐車スペースが少ないので、朝4時頃には到着が必要!遠方からの深夜ドライブにはちょっときつい。
ということで、まず初日に浅草岳に登り、そのまま枝折峠に移動して車中泊、翌日早朝から越後駒ケ岳に登ることにした。
日付 | コース |
---|---|
2025年9月24日(水) | 田子倉只見沢登山口 ‐ 剣ヶ峰 – 浅草岳頂上 ‐ 剣ヶ峰 – 下山 |
2025年9月25日(木) | (ココからは別記事)枝折峠にて車中泊 → 越後駒ケ岳へ |
ドライブ – 田子倉只見沢登山口 – 浅草岳頂上
9月24日(水) 天気:☁/☀
筆者の自宅から浅草岳までそれなりの距離があるのだが、浅草岳は比較的短時間で登れそうなので、AM8時くらいに登山口(田子倉只見沢)に到着するくらいのイメージで出発した。
ほぼ予定通り田子倉只見沢登山口に8時15分頃到着。
さすがに平日なのと、そもそもこのコースは人気がないコース(浅草岳のメインルートは新潟県側のネズモチ平)なので筆者以外誰もいなかった。


熊が頻繁に出没する地域なので、誰もいないと少しだけ心配だが、私には心強い相棒陸刀(リクカタナ)がある!臨戦態勢を整えて果敢に挑む!

本来ならココから浅草岳が正面に見えるようだが(下山後に霧が晴れて判明した)、この時間はガスがかかって何も見えなかった。
さっさと身支度を済ませて8:30過ぎに出発!




登山口から少し行くと、崩壊寸前の危険な橋が架かっていた。
「安全のため一人ずつ渡れ」と注意書きがあるが、一人でも危険極まりない!
板がいかにも不安定で斜めっているので、濡れていると滑る可能性大だ!

私は自分の力でどうにもならないことに最大の恐怖を感じる。この橋も自分の力・技術ではどうしようもなく、信じるしかない。今回の山行で最大の恐怖は熊や岩場ではなくこの橋の通過であった!


途中でご丁寧にも熊の爪痕が紹介されていた!
やっぱり「おやじ(=熊)」はいるらしい!








ようやく急登を終えて頂上に立った。
頂上からは一転、新潟県側は穏やかな草原状の稜線が広がっていた。
新潟県側からのルートからは登山者がポツリポツリと見えた。
思いのほか快晴になったので、靴や靴下を脱いで頂上でゆっくりと展望と食事(といってもソーセージやパンだが・・・)を満喫!


浅草岳頂上 – 下山
まだまだ名残惜しいが、明日の越後駒ケ岳登山のためにこの後枝折峠まで移動しないといけないので、下山に取り掛かる!




登りの時は気がつかなかった(ガスで見えなかった)が、福島百名山で会津のマッターホルンと言われる蒲生岳(828m)らしき山が見えた!
この山も筆者が登ってみたいと気になっている低山の一つだ!

いやー、例のつり橋。
明らかに登りの時よりも傾ているように見えたが気のせいではないだろう?!
最近登山ボディー用にかなり身体を絞っているとはいえ、普通の登山者よりも筋肉質で重量級の筆者が歩いたからか???
今回は板が乾いていたからよかったものの、、、手すりもほぼないに等しいので濡れていたら間違いなくズリズリと滑り落ちそうだ!水量が少ない時は下の沢に降りて渡渉地点を探す方が良いと思う。


この日は9月末にしては暑かったので、下山後はいつものキンキンに冷えた炭酸飲料をがぶ飲み!

登山や車中泊旅をする方は、シマノのクーラーボックスに冷たい飲み物や食材を持っていくといい。真夏の炎天下3泊程度でも余裕で氷が残っている優れものだ!下山直後の炭酸飲料ガブ飲みは最高だ!
帰路に温泉 → 枝折峠へ
車中泊登山の初日登山後は必ず温泉で汗を流したい。

車中泊+登山+温泉は私にとってセットなのだ!
幸い、新潟県の魚沼周辺は、7月に守門岳や巻機山を登った時に通過しているので、土地勘はある。
前回、「神湯温泉」でかなりのんびりできたので、今回も枝折峠までの道沿いにある「神湯温泉」を利用することにした!

入浴料は何のキャンペーンがしらないが、前回より100円安い800円だった!
また、男湯と女湯の位置が前回とは逆になっていたので新鮮だった。
(ただし、筆者の記憶の限り、左右対称というだけで造りはほぼ同じだと思う。たぶん?)
この後、休憩所で新聞などを読み、小一時間程度のんびりしたあと、枝折峠へと向かった。
車中泊・越後駒ケ岳登山の様子はこちらからどうぞ!
まとめ
浅草岳は日本百名山ではないが、とても良い山であった。
日本百名山ハンターの方は日本百名山にしか興味がないかもだが、是非日本二百名山、三百名山まで視野を広げることをおすすめする。
比較的人も少ないし、のんびり登山できるぞ!

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